5つのフォーカス領域を掲げ、パートナー企業と一体となったお客様支援を推進
SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)は、このたび、パートナー戦略のアップデートを発表しました。2021年は、「Customer Success」「RISE with SAP」「Industry Cloud」「SAP® Business Technology Platform」「Ecosystem of Choice」の5つをフォーカス領域として掲げ、パートナー企業と一体となったお客様支援を進めていきます。この内容は、3月5日に開催されたSAPジャパン最大規模のパートナーイベント「SAP Japan Partner Summit 2021 online」で発表されました。
2021年のパートナー戦略における5つの柱は以下の通りです。
- Customer Success
お客様におけるSAPソリューションの採用、導入、活用、拡張の一連の流れを、よりパートナー企業と一体となって支援する体制を構築します。特に、お客様におけるSAPソリューション採用決定後に、営業段階におけるお客様のSAPソリューションへの期待値や提案内容など、導入パートナーへの橋渡しを確実に行い、お客様がSAPソリューションを最大限活用して着実な効果を出していただくためのプロセスを確立します。 - RISE with SAP
RISE with SAPは、2021年1月に発表した新たなオファリングで、インテリジェントエンタープライズ実現をめざすお客様に対するコンシェルジュサービスです。このRISE with SAPにおいて、プランニング、ビジネスプロセスの再定義、テクニカルマイグレーション、Intelligent Enterpriseの構築、AMOサービス、そして活用のコンサルティングをパートナー企業が顧客に提供できるように支援していきます。 - Industry Cloud
Industry Cloudは、SAPのインテリジェントスイートのエンド・ツー・エンド・プロセスを拡張する業種別クラウドソリューションです。SAPでは、Industry Cloudソリューションとして提供されるものの8割をパートナー企業が担う方針としています。
パートナー企業にとっては、業種特化型ソリューションを提供することによる他社との差別化、グローバル市場に向けた販路拡大、さらにはSAPから強力な営業支援を受けられるというメリットがあります。ソリューション領域の特定とパートナーとのマッチングからソリューション開発と市場展開に至るまでを、一気通貫でパートナー企業と協業して進めていきます。 - SAP Business Technology Platform
SAP Business Technology Platformは、SAPのインテリジェントスイートおよびインダストリークラウドを支える共通プラットフォームです。データベースおよびデータマネジメント、アナリティクス、アプリケーション開発およびインテグレーション、インテリジェントテクノロジーの4つの領域で構成されています。技術検証の支援や個別のQ&Aセッションなどを行うワークショップの開催、技術情報提供や設計レビュー、機能拡張要件のフィードバックなどを行うDev Angelサービスの提供などにより、パートナー企業がより実践的に使用できるよう、支援していきます。 - Ecosystem of Choice
SAPジャパンが、パートナー企業から選ばれる会社になるため、以下の施策を展開します。-
- お客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支えるパートナーエキスパート支援
- 「SAP® Learning Hub, partner edition」の提供:より価格を抑えて必要なトレーニングコンテンツを提供
- パートナー企業向けのインテリジェントエンタープライズのデモ環境である「SAP® Partner Demo Environment, shared option」におけるデモシナリオの拡充
- パートナー企業向けテストデモ環境のサブスクリプション料金の引き下げ
- パートナー企業向けのオンラインコンパニオンサービス「SAP® for Me」に新しいインサイトビュー(事業計画、プログラムおよびメンバーシップ情報、クラウド製品導入、コンサルタント認定、顧客プロジェクトなど)を追加予定
- お客様のDX推進に向けたパートナーとの協働・協創
- Partner Success Framework:パートナー企業における個人の育成から組織の強化、プロジェクト遂行まで、SAPのサービスチームが包括的に支援
- お客様プロジェクトにおいては、パートナーのサービスと、製品ベンダーならではのSAPサービス部門の支援を組み合わせた支援を実現
- プロジェクトにおける新しい技術・トレンドに組織的に対応できるよう、パートナー企業でのCoE(Center of Expertise)体制の構築・強化を支援
- お客様を支えるパートナーネットワーク作り
- Intelligent Enterpriseパートナーコンソーシアムを改定し、RISE with SAPのオファリングとして新たに提供するPrivate Cloudにフォーカスする「Private Cloudグループ」の分科会をスタート。また、パートナー企業のプリセールスやコンサルタントを対象に、SAP Business Technology Platformなどの実践的なスキル強化を支援する「Meet the Expert」を開始。
- 西日本エリア担当の新設
- お客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支えるパートナーエキスパート支援
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以上
SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを経由しており、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中できる企業のあり方である「インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan )
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