SAP Japan プレスルーム

シスメックス、グループ共通のジョブ型人事制度を導入し、人事情報基盤としてSAP® SuccessFactors®およびクアルトリクスを活用

Two men using mobile phones at desk with computers in modern open space of large tech company.

SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下 SAPジャパン)は、シスメックス株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒、以下 シスメックス)が、グループ共通のジョブ型人事制度を導入し、そのシステム基盤としてSAPの人事ソリューションであるSAP® SuccessFactors®(エスエーピー・サクセスファクターズ)およびクアルトリクスを採用し活用していることを発表します。

シスメックスは、グループ企業理念「Sysmex Way」において「ヘルスケアの進化をデザインする。」をミッションに掲げ、血液や尿などを採取して調べる検体検査に必要な機器・試薬・ソフトウェアの研究開発から製造、販売・サービス&サポートを一貫して行っており、世界190以上の国や地域の人々の健康を支えています。近年は、ライフサイエンス領域へと事業を拡大し、独自のテクノロジーを用いて新たな検査・診断価値を創出し、一人ひとりに最適な医療の実現や、患者さんの負担軽減・QOL向上に貢献することを目指しています。

昨今、イノベーションサイクルの短縮化、人材のグローバル化/流動化、働き方の多様化、人口労働環境の変革など、環境変化のスピードが速い時代においては潮流を読んで機会を逃さない実行力が問われています。

シスメックスでは、人材を持続的な成長のための重要な経営資源の一つと捉えており、それらの総合力をグローバルで最大化するために、次の2つの共通システムを導入しました。

1)グローバル競争に勝ち抜く多様な人材の獲得・育成および魅力ある職場を実現する組織風土醸成の加速を目的として、グループ共通のジョブ型の人事制度を2020年4月より導入。これにより、職務の明確化、職務に対する報酬、専門性の早期獲得を享受しながら、社員一人ひとりが持つ個性や能力を最大限に発揮できるよう適所適材の配置や人材育成を推進しています。

2)企業体質の強化および新たな価値の創造に向けた、デジタル化によるビジネスプロセス改革推進を行い、グループで統一したシステム基盤として、SAP SuccessFactorsを導入。ジョブ型のグローバル統合のアプローチとしてSAP SuccessFactorsを導入することで、人事情報を管理するHRコア、目標評価・キャリア開発・後継者を管理するタレントマネジメントを2020年4月よりグループで活用を開始し、グローバル・ワン・プラットフォームで、人材の適所適材を実現しました。

また、SAP SuccessFactorsの導入にあわせて、各種人事制度の効果測定、SAP SuccessFactorsとのデータ連携のインターフェイスとして、クアルトリクスを導入。企業風土調査・パルスサーベイに活用することで、ダッシュボードによるリアルタイムな集計が可能となり、企業理念の浸透度や従業員エンゲージメントの定点観測が効率化されました。部門ごとの組織風土の課題を把握し、改善に向けたアクションプランの立案・実行・モニタリングを行うなかで、高い生産性と成果をサポートする職場環境の構築の支援に役立てています。また、ジョブ型の人事制度の導入に伴い、組織側と社員側で選択したい職種をマッチングする「配属マッチング・キャリア選択」などにも活用しており、対象者からは高い満足度を得ています。

同社は、グループ全社員を対象としたこれらの人事情報基盤を確立したことにより、人材マネジメントのプロセス改革を行い、グループ人材の適所適材による人的リソースの最適化を実現しました。また、今後さらに収集・連携したデータを分析し活用することで、インテリジェントエンタープライズを加速し、多様な人材が安心して能力を発揮できる魅力的な職場づくりに取り組んでいきます。

  以上

 

SAPジャパンについて

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