(本リリースは、12月13日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
IDC は、IDC MarketScape の Enterprise Subscription and Usage Management Application(企業向けサブスクリプション・使用量管理アプリケーション)分野で SAP をリーダーに認定しました*。
IDC MarketScape レポートによると、「ERP プラットフォームに組み込んで、アナリティクス、統合、調達・購買、およびベンダーとの関係からメリットを得ることのできる、拡張性の高いサブスクリプション・使用量管理アプリケーションが必要な場合」、SAP を検討すべきとのことです。このレポートには、顧客は SAP のプラットフォームおよびサービスによるビジネスの収益化に満足しており、SAP が「サブスクリプション・使用量管理アプリのベンダーとして将来の選択肢」であると確信していると記されています。
さまざまな業種で SAP Billing and Revenue Innovation Management ソリューションの利用が広がっています。このソリューションにより、革新的なサブスクリプションと使用量ベースのオファーを迅速に開始し、顧客のニーズや市場の変化に応じてサービス内容や課金計算を柔軟かつ容易に変更することができます。SAP S/4HANA にネイティブに統合すると、業務プロセス全体の自動化というメリットも得られます。
ポルトガルで最大の郵便サービス事業を手掛ける CTT Correios de Portugal, S.A. は SAP と連携し、創設 500 年を誇る同社を、将来を見据えたアジャイルな企業に変革しようとしています。以前は複雑で時間がかかっていた請求プロセスですが、SAP Billing and Revenue Innovation Management によるシンプル化が進行中です。多数のソースを単一のビューに統合したところ、請求データの可視性が大きく向上したため、収益漏れが減り、請求プロセスの可視性が飛躍的に高まりました。また、請求書作成処理と会計処理の自動化により、ミスが減少し、従業員の能力が強化されて、生産性が向上しています。SAP S/4HANA と SAP Billing and Revenue Innovation Management を利用すると、自動化されたワークフローにより各コアビジネスプロセスが連携・強化されて、複雑さの除去と効率アップが実現し、新しいビジネス要件と収益機会に迅速に対応できるようになりました。
Alperia SpA 社は、イタリア全土で 30 万人以上の顧客を持つ、持続可能性に優れたグリーンエネルギーのリーダー企業です。RISE with SAP S/4HANA Cloud と SAP Billing and Revenue Innovation Management を併せて活用し、ビジネスの最新化と変革を推進しています。Alperia 社は、SAP を利用して、顧客の好みや消費行動に基づいたサブスクリプションやパーソナライズされた製品とサービスのバンドルなど、新しいビジネスモデルを短期間で市場に提供することができます。また、新しいビジネスモデルの推進に SAP ソリューションを活用し、すぐに利用できる新しいグリーンエネルギーサービスを顧客向けに開発しています。
さらに別のお客様も、サブスクリプションビジネスの変革に SAP を活用しています。Schüco International KG は、高品質な窓、ドア、ファサードシステムの大手サプライヤーで、世界中で極めて多くの製品を扱っています。同社は SAP を利用して、硬直的な契約からデジタル製品向けの柔軟な契約の提供へと変革を成し遂げました。これにより、調整可能な価格設定、従量制料金、ワンタイム料金など、さまざまな価格モデルで柔軟に製品を新規購入し、即座に有効化して利用できるようになったため、顧客は迅速な価値実現が可能になりました。Schüco 社は今後、販売、サービス、コマース、マーケティングの各チームが使用するその他の SAP ソリューションとの直接統合を活用して、シームレスな顧客体験と主要なビジネスプロセス全体の自動化に対応する計画です。
SAP Billing and Revenue Innovation Management は、「Quote-to-Cash(見積から入金まで)」プロセスを自動化する SAP の製品ポートフォリオに不可欠なコンポーネントです。SAP はモジュール式のクラウドアプローチにより、SAP S/4HANA Cloud、SAP Billing and Revenue Innovation Management、SAP CPQ、および SAP Business Technology Platform (SAP BTP) をまとめることで、エンドツーエンドの「Quote-to-Cash」プロセスを構築し、サブスクリプションビジネスなど、定期的に収益を得られるビジネスモデルの収益化を加速できるよう支援します。
SAP Billing and Revenue Innovation Management、SAP CPQ、および SAP S/4HANA Cloud による「Quote-to-Cash」プロセスの自動化について詳しくは、他の顧客企業のお話や各サイトの情報を参照してください。
シーモハメド・セイード (Si-Mohamed Said) は、SAP の ERP および財務製品マーケティングのグローバルヘッドです。
*“IDC MarketScape: Worldwide Enterprise-Focused Subscription and Usage Management Applications 2022 Vendor Assessment” by Mark Thomason、2022 年 9 月、IDC #US48786022
以上
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