SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下 SAPジャパン)は、蝶理株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:先濵 一夫、以下 蝶理)が、SAPの化学物質管理ソリューション「SAP S/4HANA® for Product Compliance」を採用したと発表しました。

蝶理は、繊維・化学品・機械など異なる分野の商品をグローバルに展開している複合型専門商社です。同社では、地球人の一員としてより良い社会の実現に貢献できるよう、環境に配慮した商材の展開、コンプライアンスを徹底した調達・輸出管理、業務の適正化を確保するための体制整備など、サステナビリティを意識した経営に努めています。

今般、世界的に化学物質の適正管理に求められる水準が高まるにつれ、化学物質管理の体制強化が急務となっています。化学製品の輸出業務を行っている蝶理では、これらの化学物質管理業務の迅速な対応およびさらなる効率化を実現するために、SAPの化学物質管理ソリューションの採用を決定しました。

SAP S/4HANA® for Product Complianceは、循環型経済への対応を行うSAPのサステナビリティソリューションの一つで、化学物質情報管理を支援します。基幹システム内にて自社の化学品情報および化学物質に関する最新の規制情報を保持することにより、各国・地域・グローバルにおける正確な化学物質の分類の実施や、調達、製造、販売、物流といった各ビジネスプロセスにおける化学物質観点でのゲートチェックが可能となります。また、製造メーカではない化学品商社などでも、法対応に必要な各国・地域別・多言語のSafety Data Sheet (SDS)および製品ラベルを、基幹システムのデータと連携しながら作成することが可能です(*)。これにより企業は、現行および将来施行される法規制へのコンプライアンス遵守を迅速かつ効率的に行うことができ、統制と生産性を向上します。

同社では、最新のクラウドERP であるSAP S/4HANA® Cloudの導入も進めており、基幹システムのビジネスプロセスと紐づけて化学物質管理ソリューションを使えることが採用の決め手となりました。

*3E社の3E ERDと連携します。

以上

 

SAPジャパンについて

SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えており、世界中の商取引売上の87%は、SAPのお客様によって生み出されています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中でき、持続可能な成長を実現する企業のあり方である「サステナブル・インテリジェント・エンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan