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SAPとVisa、アジア太平洋地域の企業向けにB2B決済をデジタル化

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(本リリースは、6月28日にSAP APJから発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE:SAP)とVisa Inc.(NYSE:V)は本日、あらゆる規模の企業向けに企業間(B2B)決済の合理化とシンプル化を目指して協業することを発表しました。アジア太平洋市場を皮切りに、SAP® Business Technology Platform(SAP BTP)を通じて決済機能をSAPエコシステムに組み込み、アジア太平洋地域のサプライチェーンにおけるB2B決済のさらなるデジタル化とスピードアップを実現します。

VisaとSAPが協業し、SAP BTPを通じてB2B市場での組込み金融を推進し、SAPの顧客に利便性の高いB2B決済サービスを提供するのは初の取組みです。今回の協業により、SAP BTP上で稼働するB2B決済サービスは、決済の自動化を促進し、企業が数回クリックするだけで安全に決済を行うことができるようになり、購買のさらなる効率化に貢献します。

Visaのアジア太平洋地域リージョナル プレジデント、スティーブン・カーピン氏は、次のように述べています。「資金の流れはますますデジタル化していますが、その変革の大部分は消費者向けの分野に集中しています。SAPとの提携は、B2B決済をよりシンプルかつ直感的にするための画期的な一歩です。企業は、既存のエンタープライズエコシステムから離れて、取引先が受け入れているさまざまな決済方法を検討することなく、SAPのソフトウェアプラットフォーム上でVisaコーポレートカードを使用してすぐに決済を行うことができます。B2B決済は直感的で手間がかからないものでなければならず、これにより企業はビジネスの他の面に時間とリソースを最大限に活用することができます」

SAP BTPは、VisaとSAPがサプライチェーンにおける運転資本のギャップを埋めるための、安全なイノベーションプラットフォームとなります。一連の商取引・資金移動ソリューションの下、VisaはSAP BTPを通じて、カード決済の有無にかかわらず、すべてのサプライヤーに商取引上の支払いをルーティングする機能を提供します。Visaカード会員の企業は、シームレスな決済が可能になり、国内外を問わずカード会員特典を活用できるようになります。企業は、現金や小切手など、手作業で時間のかかる支払いに頼る必要がなくなり、取引の処理と完了に必要な時間が短縮され、支払人とサプライヤーの双方のキャッシュフローを向上させます。

SAP Asia Pacific Japan プレジデントのポール・マリオットは、次のように述べています。「Visaとの協業は、B2B決済プロセスを合理化・簡素化し、両社の顧客のさらなる効率化を推進するものです。SAPのエコシステムにVisaの決済を組み込むことで、デジタル商取引を拡大・加速し、中小企業から政府機関、非営利団体まで、企業が安全な決済を迅速に行えるようにすることで、調達のラストワンマイルを変革することを目指します。
この組込み型金融ソリューションは、まずオーストラリア、インド、日本、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムのSAP顧客に提供され、その後、同地域の他の市場でも展開される予定です」

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