Jouleは、ミッションクリティカルなプロセスを支えるソリューションに直接組み込まれた、ビジネスを真に理解するコパイロット
（本リリースは、9月26日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です）
SAP SE（NYSE：SAP）は本日、ビジネスのあり方を変革する自然言語生成型AIコパイロットであるJoule（ジュール）を発表しました。Jouleは、SAPのクラウド・エンタープライズ・ポートフォリオ全体に組み込まれ、幅広いSAPのソリューションポートフォリオとサードパーティのソースから、プロアクティブでコンテキスト化されたインサイトを提供します。
Jouleは、複数のシステムからのデータを迅速に分類し、文脈を整理して、よりスマートなインサイトを提示することで、安全でコンプライアンスに準拠した方法で、業務を迅速に遂行し、より良いビジネス成果を生み出すことを支援します。Jouleは、SAPの実績ある革命的なテクノロジーを提供し、真の成果をもたらします。
SAP CEO兼エグゼクティブ・ボード・メンバーのクリスチャン・クライン（Christian Klein）は、次のように述べています。「世界中で約3億人の企業ユーザーがSAPのクラウドソリューションを定期的に利用しており、Jouleにはビジネスのあり方を再定義する力があります。Jouleは、ビジネスとテクノロジーの接点に位置するSAPのユニークなポジションを活用し、ビジネスAIに対する適切で信頼性が高く、責任あるアプローチを構築しています。Jouleは、あなたが何を言っているのかだけでなく、何を意味しているのかを理解します」
Jouleは、SAP® Business Technology Platformだけでなく、人事から財務、サプライチェーン、調達、カスタマーエクスペリエンスに至るまで、SAPアプリケーションに組み込まれます。JouleはSAPのユーザーエクスペリエンスを一変させます。例えば、まるで最も賢い同僚の肩をたたくようなものです。従業員は、平易な言葉で質問したり、問題を設定したりするだけで、SAPのポートフォリオやサードパーティのソースにわたる豊富なビジネスデータから、コンテキストを保持したインテリジェントな回答を受け取ることができます。
例えば、あるメーカーがJouleに対して、販売実績をよりよく理解するための支援を求めているとします。Jouleは、業績不振の地域を特定し、例えばサプライチェーンの問題を明らかにする他のデータセットにリンクし、サプライチェーンシステムに自動的に接続して、メーカーがレビューするための潜在的な修正策を提示することができます。Jouleは、すべてのSAPソリューション向けに新しいシナリオを継続的に提供します。例えば人事部では、偏りのない職務記述書を作成し、適切な面接質問を生成するのに役立ちます。
IDCのワールドワイド・ソートリーダーシップ・リサーチ担当グループバイスプレジデントであるフィル・カーター氏は、次のように述べています。「生成AIが最初の誇大広告から進むにつれて、測定可能な投資収益率を確保する作業が始まっています。SAPは、生成AIがやがて日常生活や仕事の一部となることを理解しており、実世界のシナリオに基づく応答の生成に焦点を当てたビジネスコパイロットの構築に時間をかけています」
Jouleは、SAP® SuccessFactors®とSAP Startで今年11月に、SAP S/4HANA® Cloud, public editionで来年早々に、利用可能になります。SAP® Customer ExperienceとSAP® Ariba®ソリューションおよびSAP Business Technology Platformについては、10月2～4日に開催される「SuccessConnect」イベント、10月9～11日に開催される「SAP Spend Connect Live」イベント、10月25日に開催される「SAP Customer Experience Live」イベント、11月2～3日に開催される「SAP TechEd」カンファレンスで発表される予定です。
未来のエンタープライズAIエコシステムを構築するためのSAPの包括的な戦略には、7月に発表されたAleph Alpha社、Anthropic社、Cohere社への直接投資のほか、5月に発表されたMicrosoft社、Google Cloud社、IBM社との提携を含む第三者との提携が含まれます。グローバル・ソフトウェア・ベンチャー・キャピタルであるSapphire Venturesは、SAPの支援を受けており、AIを活用したエンタープライズテクノロジーの新興企業に10億米ドル以上の資金を提供しています。
以上
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