前回ブログでは、今年支援することになった、NPO法人全国てらこやネットワーク(てらネット)の活動概要と解決したい課題についてご紹介しました。

本ブログでは、てらネットの課題解決に立ち上がったプロボノメンバーと、各チームの課題へのアプローチについて紹介したいと思います。


プロボノメンバーとチーム編成

今回は11名がプロジェクトへの参加表明をしました。入社して日が浅い人、ベテランな人、デザインシンキングに詳しい人、プロボノ経験のある人、バックオフィス系職種の人、営業系職種の人、エンジニア系職種の人など、さまざまなバックグラウンドを持つ方々が集まりました。これらを考慮して5名と6名の2チーム編成で、てらネットの課題解決に臨むことになりました。

社内で実施したKick-Off ミーティングにて顔合わせを行いました。普段一緒に仕事をすることのない人たちと約3か月間に渡って協業することにワクワク感や不安が入り混じる中、それぞれチーム名を付けてプロジェクトをスタートしました。

てらネットの期待値として、本プロジェクトにてデザインシンキングの手法を学び、今後団体運営において自分たちだけでもデザインシンキングの手法を用いて活動のアイデアをだしたり、問題の解決へのアプローチを見出したいという思いがあったため、プロボノのチームを2チーム作りましたが、両チームともデザインシンキングを活用して、てらネットが今抱える課題への解決方法をまとめることとなりました。

また、これに合わせててらネット側からもそれぞれ数名ずつ2チームに分かれて一緒にデザインシンキングに自ら参加する形で学びながら、アイデアだしを行いました。

少し余談となりますが、プロボノ活動はコロナ禍に始まったこともあり、過去2年は対面での活動を控える傾向が強かったのですが、今年は行動制限が緩やかになってきたこともあり、各チームとも積極的に団体側の実際の活動に参加をしました。

団体の活動現場へ赴くことで、団体の活動の意義を肌で感じ、文字情報で得られる以上の情報を収集しながらデザインシンキングのための準備を行いました。

両チームとも主としてデザインシンキングの手法をとりましたが、それぞれのチームの色が出ましたので、それを少しご紹介したいと思います。

Team Terasの課題に対するアプローチ

Team Beeの課題に対するアプローチ

両チームで同じ手法を用いての課題へのアプローチでしたが、STEP2での活動に各チームの特色が出ているのがわかるでしょうか?

Team Terasはてらこやを運営しているメンバーの学生、社会人にフォーカスしたインタビューを実施、Team BeeはMURALというオンライン上でアイデアを出し合い整理ができるツールを使い、仮で設定した課題を深堀してみるという進め方を採用しました。

 

複数の団体にそれぞれ1チームが担当を請け負うこれまでの形とは違い、1団体に対して、2チームに分かれてそれぞれで課題解決案を提示するやり方で、且つメインの手法も同じものを活用した点が今回のポイントの一つです。

 

次回のブログでは、デザインシンキングの結果導き出した課題解決案を報告する最終報告会の様子を紹介したいと思います。