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(本リリースは、1月30日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE (NYSE: SAP) は、すべてのお客様が、クラウドに移行して、クラウドによって実現されるイノベーションのペースとレベルを維持できるよう支援するリソース、サービス、金銭的インセンティブを含む包括的な施策である、RISE with SAP Migration and Modernization プログラムを発表しました。

当プログラムは、企業がクラウドに移行する際に直面する 2 つの主な課題である、スコープとコストの解決を支援するものです。このプログラムは、カスタムコード、データサイロ、およびプロセスの複雑性を解消することで、企業担当者たちは、非常に複雑な ERP システムであってもクラウドに移行できるという自信を持つことができます。

SAP のクラウド ERP 担当 CMO(最高マーケティング責任者)、エリック・ヴァン・ロッサム (Eric van Rossum) は次のように述べています。「あらゆる企業が今、クラウドファーストのビジネス戦略を必要としています。AI やサステナビリティソリューションといった、最新のクラウドイノベーションが持つ可能性を引き出し、これらを利用するために、クラウド移行と最新化(モダナイゼーション)へのジャーニーに取り組むことがお客様にとってかつてないほど重要になっています」

RISE with SAP Migration and Modernization プログラムは、お客様が継続的なアップデートや新しいイノベーションの恩恵を受けられるように、常にイノベーションに対応できる状態を維持できるよう支援するものです。お客様がクラウド運用を開始した後は、SAPがシステムの信頼性、セキュリティとコンプライアンスの強化、そして、ビジネスデータの可能性を引き出します。このプログラムでは、お客様が SAP® ERP Central Component (SAP ECC) を利用している場合でも SAP S/4HANA® を利用している場合でも関係なく、セルフガイド式のデジタルエクスペリエンスと支援サービスにより、準備から本稼動までの道筋を示し、これをサポートします。また、RISE with SAP ソリューションへの移行を支援する一連の新しいサービスとインセンティブも含まれています。

DSAG(German-Speaking User Group) エグゼクティブボードのクリスティン・グリム (Christine Grimm) 氏は次のように語っています。「今回の発表は、顧客企業がクラウドに移行する際に直面する課題がいかに複雑か、同時に、既存のシステムにどれだけの投資を行ってきたのかその重さも SAP が認識していることをよく示したものだと思います。RISE with SAP オファリングに金銭的なインセンティブとサポートを組み込むことで、SAP は顧客のクラウドへの移行を積極的にサポートし、簡単に移行できるようにするという約束を改めて表明しています。DSAG は、この取り組みと SAP の意欲を高く評価しています。クラウド移行という変革プロセスに進もうとしている当グループのメンバーが抱える複雑な要件や課題が考慮されるように、SAP と協力してこのオファリングをさらに改善・拡大することを目指さなければなりません。そうすることで、RISE with SAP オファリングが提供するさらなる可能性と革新性から、当メンバーたちが十分な利益を得られるようにしたいと考えています」

 移行・変革コストをインセンティブで相殺

SAP は、お客様が行ってこられた投資を評価し、これから発生する移行・変革コストの軽減につなげていただくため、移行コストを最大 50% 削減し、価値実現までの時間を短縮する期間限定のキャンペーンを実施いたします。2024 年末まで続くこのキャンペーンでは、SAP S/4HANA および SAP ECC のお客様が RISE with SAP または GROW with SAP ソリューションに移行される場合、メンテナンス、クラウドサービス、クラウドサブスクリプションのコスト相殺に適用できるクレジットをご利用いただけます。このインセンティブには、SAP S/4HANA Cloud とサプライチェーン、人事、支出管理、CRM などの業務ソリューション、ビジネス変革ツール、および拡張性のためのビジネステクノロジープラットフォームが含まれます。

RISE with SAP Methodology により一貫性と品質を確保

プロジェクトのスケジュールを予測可能なものとするために、SAP とパートナーエコシステムいずれによる実装であっても、すべての実装が RISE with SAP Methodology に従って行われます。RISE with SAP Methodology では、主要なマイルストーンがチェックされ、プロジェクト進捗の透明性が確保されます。このメソドロジーは SAP のサービスやスペシャリストによってサポートされ、お客様がイノベーションに対応できるようにするためのディスカバリーから本稼動まで、RISE with SAP Methodology が適用されることを保証します。SAP は、RISE with SAP Methodology を使用するパートナーのトレーニングと評価を行っており、今後も、一貫性と品質が確保されるようにこれらのパートナーとの連携を密に取っていく予定です。

 SAP S/4HANA Cloud Safekeeper サービスについて

完全移行の完了までに時間がかかるお客様のために、SAP は SAP S/4HANA Cloud Safekeeper サービスをご用意いたしました。これは、RISE with SAP をご利用で、SAP S/4HANA の旧リリースに対するカスタマ・スペシフィック・メインテナンスご利用のお客様向けのサービスです。SAP S/4HANA Cloud Safekeeper を利用することで、お客様は既存のシステムを SAP S/4HANA の最新バージョンにアップグレードする準備を整えることができます。アップグレードサービスとインフラストラクチャーの最適化が含まれるほか、お客様の現行システムの事業継続性を確保するためのアップデートとパッチが 2 年間提供されます。

以上

 

 

SAPについて

SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えており、世界中の商取引売上の87%は、SAPのお客様によって生み出されています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、すべての企業のビジネスをインテリジェントエンタープライズに変革することを支援しています。さらにSAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。www.sap.com )