(本リリースは、10月13日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
SAP SE(NYSE:SAP)は、国際教育サービスのグローバルリーダーであるIDP Education社がグローバル事業の調達から支払までのプロセスをシンプル化するために、SAP® Ariba®およびSAP® Concur®ソリューションを導入したことを発表しました。
事業をグローバルに展開するようになってから、IDP社では、Ariba® Networkに接続された推奨サプライヤーとの契約に基づく支出の割合が増加しています。このことは、効率性の向上、サプライヤーとのコラボレーションの強化、コスト削減の推進に役立っています。2019年6月の第1段階の事業展開以降、IDP社のスタッフはSAP Aribaソリューションを使用して4,100件を超える発注書を作成し、SAP Concurソリューションにより4,900件を超える経費を提出できるようになっています。
IDP社は、デジタル変革の成果として、初年度だけで500万ドルのコスト削減を実現しており、これはIDP社の管理対象支出の5%に相当します。IDP社がどのようなテクノロジーを調達したかが、これらのコスト削減がどのように実現されたかを示しています。IDP社は急速にデジタル化を進めたため、スタッフが高品質のテクノロジーツールを利用できるようにすることを目指して、ラップトップとノートPCをグローバルに調達するプロセスが必要でした。SAP Aribaソリューションを導入して以降、IDP社はサプライヤーを集約し、それによってSAP® Ariba® Sourcingソリューションの優れた機能との統合も進めることで、PC調達の平均コストを29%削減できました。
IDP社のCFOを務めるマレイ・ウォルトン(Murray Walton)氏は次のように述べています。「SAP AribaおよびSAP Concurソリューションを導入したことで、仕事の進め方をグローバルに合理化し、サプライヤーガバナンスを強化して、データに基づく意思決定を行うことができるようになりました。これは、業務全体で事業効率化やコスト削減を実現するのに役立っています。この投資のおかげで、ビジネスを成長させ、世界クラスのユーザーエクスペリエンスをスタッフに提供するために必要な基盤を確立できます」
メルボルンに拠点を置き、世界32カ国に120超のオフィスを有するIDP社は、海外留学する学生の支援を行うほか、世界で最も信頼される英語力テストの共同所有者として、グローバルリーダーの役割を担っています。
IDP社では継続的な成長に対応できるよう、調達プロセスを合理化し、さまざまな市場で一貫したユーザーエクスペリエンスを提供し、スタッフの効率を向上させるための単一のデジタルプラットフォームを必要としていました。SAP ANZ(Australia & New Zealand)のインテリジェントな支出管理において受賞歴を持つパートナーであるExcelerateds2p社の支援を得て、IDP社はSAP AribaおよびSAP Concurソリューションを導入することで、28カ国の調達プロセスの標準化、直接支出および間接支出の可視性の向上、リアルタイムデータおよびアナリティクスへのアクセス改善、手動作業の排除を実現しています。
ANZ地域のSAP AribaおよびSAP Fieldglass®担当バイスプレジデントを務めるヘンリック・スメッドバーグ(Henrik Smedberg)は次のように述べています。「インテリジェントな支出管理ソリューションを導入したことで、IDP社はインサイトをリアルタイムで引き出せるようになるため、同社のスタッフは、より的確な情報に基づいて、会社のコンプライアンス目標に整合した購入を決定できます。これは業務の効率化につながるだけではありません。世界中で推奨サプライヤーと取引することで、コスト削減を継続的に進めることも可能になります」
Excelerateds2p社のAPAC地域担当ゼネラルマネージャーであるジョー・ベロフィオーレ(Joe Bellofiore)氏は次のように述べています。「自動化と標準化により調達プロセスに費やす時間が短縮され、より多額の支出を管理できるようになり、IDP社の世界各地のオフィスで事業部門間の連携が強化されたことで、このパートナーシップはすでに多大なメリットをもたらしています。SAPのインテリジェントな支出管理ソリューションの優れた見本といえます」
以上
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