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SAPジャパンとデジタルルート社、5Gビジネスにおける課金情報の 効率的な処理を実現するための連携ビジネスを強化

プレスリリース

SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)とスウェーデンのデジタルルートAB(本社:スウェーデン ストックホルム、CEO:Andreas Zartmann、以下デジタルルート社)は、5Gの本格的な商用サービスの拡大に向けて、複雑化する課金情報の効率的な処理を実現するため、日本における両社の連携ビジネスを強化します。

SAPとデジタルルート社は、2012年12月にグローバル再販契約を締結しました。以来、デジタルルート社は、SAP Solution Extensions(SolEx)(*1)パートナーとして、同社のメディエーションプラットフォーム(*2)「Usage Data Platform™」とSAPソリューションを組み合わせた「SAP® Convergent Mediation by DigitalRoute」を提供してきました。同ソリューションは、これまで100社以上のSAP顧客に導入され、Usageデータ(ユーザーのサービス利用に関する情報)を迅速かつ正確に収益化できるよう支援してきました。

このたび両社は、2021年のデジタルルート社の日本法人設立を機に、5G導入を進める通信事業者などに向けた「SAP Convergent Mediation by DigitalRoute」ビジネスを強化します。具体的には、3GPPをはじめとする標準化の対応をするとともに、SAP S/4HANA® やSAP® Billing and Revenue Innovation Managementとの連携拡充といった活動を展開していきます。これらによって、課金情報の効率的な処理の実現を支援し、Usageデータを使った新しい5G ビジネスモデルの立ち上げや収益化を実現できるよう取り組んでいきます。

「SAP Convergent Mediation by DigitalRoute」は、あらゆる規模、テクノロジー、ビジネスの収益データを正確に把握し、統合、変換するために構築されたソリューションです。もともと、通信業界の膨大なデータ量を処理するために設計された同ソリューションは、現在では、Usageデータを使ったビジネスモデルへの移行が進む他の業界においても、世界中の大手企業に利用されています。

5Gビジネスでは、これまでにはない業界を横断したパートナーシップに基づいて展開されることが想定されます。5Gインフラから生成される膨大かつ多様なデータを大規模に処理し、正しく請求を行い、収益を得るためには、柔軟で堅牢なビジネスシステムが必要です。SAPとデジタルルート社 は 、10 年以上にわたり、さまざまな業界の 顧客に対して、このような複雑なデータを使ったビジネス モデルを実現してきました。

これらの実績に、今回開始する日本独自の活動を組み合わせることで、SAPジャパンとデジタルルート社は、あらゆる種類の5Gサービスを収益化するための確実性と柔軟性を企業に提供していきます。

*1. SAP Solution Extensions:SAP製品と予めデータや機能の連携を取ることを担保したパートナーソリューションで、SAP製品ユーザーの様々な課題やニーズに最もフィットし、効果が期待できるソリューションです。グローバルで選りすぐりの約40社のパートナーと、SAPのロードマップを開示し共同開発しています。

*2. メディエーションプラットフォーム:ネットワーク機器からユーザーのサービス利用に関する情報(Usageデータ)を収集し、適切な形式にデータ形式を整えて課金システムの間のインタフェース調整をするシステム

以上

 

デジタルルート社について
デジタルルート社 は、Usageデータを課金対象アイテムに変換するために構築された唯一のプラットフォームを有しています。企業はこれにより、利用ベースのビジネスモデルの増大する波をうまく活用することができます。400社以上の企業が、利用ベースの収益化、見積りから現金への自動化、金融システムの統合、通信システムのために当社のプラットフォームを使用しています。世界で最も複雑な環境でかつ高度な精度を実現します。私たちは、利用ベースビジネスモデルのための新しい標準ソリューションを提供しています。詳細については 、www.digitalroute.com を参照ください。

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを経由しており、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中できる企業のあり方である「インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan

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