SAP Japan プレスルーム

LIXILが、SAP S/4HANA®およびSAP S/4HANA® for central financeの導入により、国内事業の基幹システム標準化を実現

SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)は、株式会社LIXIL(本社:東京都江東区、代表執行役社長 兼 CEO:瀬戸 欣哉、以下 LIXIL)が、SAPの次世代ERP「SAP S/4HANA®(エスエーピー・エスフォーハナ)」および、グループ経営基盤実現のためのコンポーネント「SAP S/4HANA® for central finance(エスエーピー・エスフォーハナ・フォー・セントラル・ファイナンス)」の導入によって、国内事業の基幹システム標準化を実現したことを発表しました。

LIXILでは、デジタルトランスフォーメーションにより従業員の生産性を高め、価値を生み出すことで、多様化する消費者ニーズに応えていく施策の1つとして、国内外ERP基盤の標準化による生産性の向上を掲げています。同社は、2011年に国内大手5社が統合して発足以降、基幹システムの共通化に取り組んできました。しかしながら、2013年に米国のAmerican Standard、2014年にはドイツのGROHEも加わり、国内事業だけではなく、海外事業までも含めた多岐にわたる事業の管理において、完全に単一のシステムで標準化を図ることは非常に難易度が高いものとなりました。このような背景のもと、2018年に、まずは国内事業の会計システムのみを共通化して、国内の水まわり事業やハウジング事業など各ビジネスのシステムと連携した標準化を行うという方針に変更し、プロジェクトを再スタートさせました。

具体的にこのプロジェクトでは、会計システムおよび各ビジネスのシステムをSAP S/4HANAで構築し、SAP S/4HANA for central financeを活用することによって、基幹システムの標準化を図るというものでした。SAP S/4HANA for central financeでは、既存のERP資産を最大限に活かしつつ、SAP S/4HANA上で蓄積される各種会計明細を利活用し、ビジネス価値を最短距離で享受できる仕組みを構築し、グループ横断でのマネージメント強化を行うことが可能です。

LIXILは、2021年1月に会計システム部分のSAP S/4HANAを稼働しました。その後、各ビジネスにおいて計3つのSAP S/4HANA システムを構築するとともに、SAP S/4HANA for central financeを活用したアプローチによる会計システムとの連携を4月に完了し、標準化したシステムを稼働開始しました。5月には、実際のデータ連携において問題なく稼働できていることが確認できています。

SAP S/4HANA for central financeを使用したシステム連携は、システム間の整合性確保に高度なスキルを要しますが、戦略的な連携によりお客様のビジネス価値の創造を最大限支援するSAP MaxAttention™サービスを活用することで、プロジェクトを成功裏に進めることができました。

以上

 

 

LIXILについて
LIXIL は、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する
先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約60,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2021年3月期に1兆3,783億円の連結売上高を計上しています。

LIXIL グローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/
LIXIL Facebook(グローバル向け):https://ja-jp.facebook.com/lixilglobal/
LIXIL Facebook(日本国内向け):https://www.facebook.com/lixilcorporation

 

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