SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下 SAPジャパン)は、パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長執行役員グループCEO:楠見 雄規、以下 パナソニック)が「RISE with SAP(ライズ・ウィズ・エスエーピー)」を採用したことを発表します。パナソニックは、「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現にむけて、バリューチェーン全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速します。
パナソニックは、総合エレクトロニクスメーカーとして家庭用電化製品、住宅、自動車、およびB2Bビジネスのお客様向けのさまざまな商品やソリューションの提供など、幅広い事業分野で、グローバル企業として、様々なパートナーとともに、ビジネスを拡大しています。同社は、事業会社制へ移行するとともに、DXとGX(グリーントランスフォーメーション)を戦略の中核に据えることで、事業毎の競争力をさらに高めています。
パナソニックの中核戦略の一つでもあるDXプロジェクトは、PX(Panasonic Transformation)と呼ばれ、各事業会社のDX支援とグループ全体のIT経営基盤の底上げを目指しています。その中で、パナソニックはSAPと戦略的なエンゲージメントを開始しており、SAPが提唱するIntelligent Sustainable Enterpriseに賛同し、グローバルの製造販売を中核としたバリューチェーン全体のDXとクラウド化を加速するために、RISE with SAPの採用を決定しました。
RISE with SAPを主軸に据えたPXの推進により、グループの事業の成⾧に直結するビジネスモデルや業務プロセスのあり方、社員の働き方をデジタル技術やITの徹底活用で変革し、経営のスピードと質を高めていきます。
パナソニックの代表取締役社長執行役員グループCEOである楠見 雄規 氏は、次のように述べています。
「グローバルのビジネスソフトウェア市場をけん引するSAPと連携し、全社レベルのDXを加速できることを大変嬉しく思います。パナソニックはPXの推進により、お客様への提供価値を継続的に高める“お客様サービスのDX”と、社内業務を徹底的に洗練させる “事業オペレーションのDX”を進め、デジタルと人の力で、“くらし”や“しごと”に関わる全てのお客様一人ひとりの幸せを実現してまいります。RISE with SAPは、PXの戦略とビジョンを実現するための、クラウドベースの最新のERPを中心とした経営・業務オペレーション基盤であり当社の戦略を実現する上で大変重要なソリューションです」
SAP CEO兼エグゼクティブ・ボード・メンバーのクリスチャン・クラインは、次のように述べています。
「RISE with SAPは、お客様のビジネス変革とクラウドへの移行を支援します。パナソニック様のグローバル変革(PX)を加速し、持続可能で業界をリードする競争力向上の基盤を築くために、SAPをパートナーとして選択されたことを嬉しく思います。」
以上
SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がサステナブル・インテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。世界中の商取引売上の87%は何らかのSAP®システムを経由しており、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中でき、持続可能な成長を実現する企業のあり方である「サステナブル・インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan )