BCGとSAPがパートナーシップを締結し、 企業のサステナビリティトランスフォーメーションを支援

(本資料は、2022年3月22日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です)

  • BCGとSAPは、サステナビリティに関する透明性を簡易な操作で実現するソリューションの開発で協働、両社の戦略やテクノロジー、ビジネスモデルの変革に関する専門知識と、短期間で導入が可能なこのソリューションを組み合わせ、インパクトをもたらす
  • BCGとSAPは廃棄物ゼロ、排出量ゼロ達成に向けた企業の取り組みの加速をめざす。企業は二酸化炭素(CO2)排出量データの透明性向上により排出量を最大40%削減可能[1]
  • サステナビリティに早期に取り組んだ企業(アーリーアダプター)は、多くの業界で10%以上の市場プレミアム(株価の上乗せ)を実現できる可能性がある[2]

ボストン発、2022年3月22日 ―― 経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、企業向けソフトウェアのリーディングカンパニーであるSAP SEとパートナーシップを締結したことをお知らせします。両社は共同でサステナビリティトランスフォーメーションを支援するソリューションを提供します。これにより、企業が気候関連の意欲的な目標を正しく設定するとともに、サステナビリティ実現に向けた実行可能なロードマップを推進し、サステナビリティ向上を通じた事業価値創出を実現できるよう後押しします。

SAPとBCGはこのパートナーシップを通じ、企業が今後数十年にわたり気候変動の課題に取り組み、ますます強まる投資家からの圧力や、厳しさを増す規制に対応するうえでの一助となることをめざします。調査会社IDCの調査では、企業がサステナビリティをビジネス上の最優先事項に位置づけるようになったことが示されました[3]。IDCのグローバル・サステナビリティ・リサーチ・リードのBjoern Stengel氏は次のように述べています。「IDCによる最近のエンドユーザー調査によると、自社のサステナビリティに向けた取り組みに関わる経営陣の4分の3が、環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する要素は、その組織の企業価値にとって『非常に重要』だと考えています。BCGとSAPは両社とも、クライアント企業と共にサステナビリティ・トランスフォーメーション実行の最前線に立つ企業です。さらにこのパートナーシップは、ITシステムの購買企業がサステナビリティを重視したテクノロジーを、自社の目標達成のために戦略的に活用するうえでの手助けにもなるでしょう」

SAPとBCGは、サステナビリティ・トランスフォーメーションと特に関連が深い、戦略・ビジネスモデルの変革・テクノロジーイノベーションという3つの分野で市場をリードするソリューションを提供しており、サステナビリティ領域においてもそれぞれの取り組みを補完し合うことができます。 

  • CO2排出量削減: BCGの調査では、企業はCO2排出量の最大40%を削減できる可能性があります。BCGとSAPは、最先端のCO2排出量測定手法とインテリジェンスを事業オペレーションの中核と戦略的意思決定に統合することで、企業のゼロエミッションに向けた取り組みを加速します。このパートナーシップのねらいは、BCGの「CO2 AI」とSAPの「SAP® Product Footprint Management」という市場をリードする2つのソリューションを組み合わせ、CO2 AIによりAIを活用してスコープ1、2、3のCO2 排出量を正確に把握したうえで、SAP® Product Footprint Managementを通じてデータをSAPの基幹システムに統合することです。
  • 循環型事業モデル: SAPとBCGのパートナーシップは、サプライチェーンにおける廃棄物ゼロの達成を支援するため、サプライチェーン全体から製品ポートフォリオに至るまで、企業のポートフォリオにおけるサーキュラリティ(循環性)の機会を評価するソリューションを提供します。企業が循環性を高めるためのフレームワークとツールを提供するBCGの「CIRCelligence」と、持続可能な製品設計を通じて企業の循環型経済への移行を促進するSAPの「SAP® Responsible Design and Production」を基盤に、顧客の廃棄物ゼロに向けた取り組みの加速を後押しします。
  • 統合型業績評価: サステナビリティトランスフォーメーションに向けた取り組みの指針として、財務情報に加えてサステナビリティに関する非財務情報の管理が可能なSAPのソリューション「SAP® Sustainability Control Tower」とBCGによるコンプライアンス・ターゲット運用モデルをベースとした統合型業績評価を提供し、事業価値向上に焦点を合わせ、またあらゆる規制要件にも沿うかたちでトランスフォーメーションを推進できるよう支援します。

SAP SEのCEO兼エグゼクティブ・ボード・メンバーのクリスチャン・クラインは次のように述べています。「サステナビリティは、未来の世代のために持続的でポジティブなインパクトを生み出せる唯一無二の機会ですが、どの組織も自社単独でサステナビリティ目標を達成することはできません。サステナビリティを実現するためにはバリューチェーン全体で連携する必要があり、それこそが、SAPとBCGのパートナーシップがカギを握るポイントです。私たちが提供する『Sustainability Transformation』は、BCGの専門知識、ツール、サービスとSAPのテクノロジーを結集することで、透明性、意思決定のベースとなるデータ、戦略的なガイダンスをご提供します。それらは、エンドツーエンドでサステナビリティの取り組みを成功させ、企業の全ステークホルダーにとっての価値を創造するために必要なものです」

今回のパートナーシップは、複雑なサプライチェーンを結び付け、サステナビリティを通じて事業価値を創出することで、事業全体におよぶ変化をもたらすことをめざして締結されました。

BCGのCEO、クリストフ・シュヴァイツァーは次のように述べています。「組織が地球環境に与えるインパクトは、間もなくその組織の主要なステークホルダーにとって財務面のパフォーマンスと同じくらい重要なものになると確信しています。サステナビリティに早期に取り組んだ企業は、株価においても10%以上のプレミアム(上乗せ)を実現できる可能性があります。これは、世界中の企業にとって大きな機会です。SAPとのパートナーシップによって、私たちのクライアントは前例のないスピードでトランスフォーメーションを推進できるようになるでしょう」

BCGとSAPが共同で提供するソリューション「Sustainability Transformation」は現在ごく一部の顧客において試験的に運用しており、2022年の第3四半期にはより幅広い顧客に向けたローンチを予定しています。

 

日本における担当者

ボストン コンサルティング グループ(BCG

半谷 陽一 マネージング・ディレクター & パートナー
BCG産業財・自動車グループ、コーポレートファイナンス&ストラテジーグループのコアメンバー。脱炭素経済に関するエキスパート。
大阪大学工学部卒業。同大学大学院工学研究科修了。三菱重工業株式会社を経て現在に至る。

 

森田 章 マネージング・ディレクター & パートナー
BCG消費財・流通・運輸グループの日本リーダー、マーケティング・営業・プライシンググループのコアメンバー。循環型経済に関するエキスパート。
慶應義塾大学理工学部卒業。同大学大学院理工学研究科修了。IT関連企業の起業・経営、外資系コンサルティングファームを経て現在に至る。

 

SAPジャパン株式会社

大我 猛 常務執行役員 チーフ・トランスフォーメーション・オフィサー
サステナビリティ推進における責任者。
横浜国立大学経営学部卒業。外資系IT企業、コンサルティングファームを経て現在に至る。

 

上硲 優子 サステナビリティ推進担当
インダストリー&カスタマーアドバイザリー統括本部 事業開発部のメンバー。
慶應義塾大学法学部法律学科卒業。SAPジャパン新卒入社後、導入コンサルタントや営業支援を経て現在に至る。

 

[1] ボストン コンサルティング グループ「テクノロジーはサステナビリティ向上への道のりをどう加速するか

[2] ボストン コンサルティング グループ分析

[3] IDC 2021 ESG Business Services Survey

 

ボストン コンサルティング グループ(BCG)について
BCGは、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。BCGは1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設されました。今日私たちは、クライアントとの緊密な協働を通じてすべてのステークホルダーに利益をもたらすことをめざす変革アプローチにより、組織力の向上、持続的な競争優位性構築、社会への貢献を後押ししています。
BCGのグローバルで多様性に富むチームは、産業や経営トピックに関する深い専門知識と、現状を問い直し企業変革を促進するためのさまざまな洞察を基にクライアントを支援しています。最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジーとデザイン、デジタルベンチャーなどの機能によりソリューションを提供します。経営トップから現場に至るまで、BCGならではの協働を通じ、組織に大きなインパクトを生み出すとともにより良き社会をつくるお手伝いをしています。
日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。
https://www.bcg.com/ja-jp/default.aspx

 

SAPについて
SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えており、世界中の商取引売上の87%は、SAPのお客様によって生み出されています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中でき、持続可能な成長を実現する企業のあり方である「サステナブル・インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com

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