福岡県飯塚市(市長:片峯 誠)、SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下 SAPジャパン)、株式会社テクノスジャパン(本社:東京都新宿区、代表取締役:吉岡 隆、以下 テクノスジャパン)と国立大学法人九州工業大学(本部:福岡県北九州市、学長:三谷 康範、以下 九州工業大学)は、本日、デジタル技術を活用できる人材の育成及びデジタル技術の習得による地域経済の活性化に寄与することを目的とした連携協定を締結しました。
飯塚市においては、他の地方都市同様、人口減少、少子高齢化、産業の空洞化が現実のものとなりつつあります。そこで、同市は、「飯塚市産学官産業共創ビジョン」を策定し、九州工業大学情報工学部などの理工系大学の大学力を活かし、IT企業や技術者の誘致などの情報産業都市づくりを推進し、ITを活用した地域産業の活性化と地域資源をエンジンとした新産業の創出を推進しています。
飯塚市は、今回の連携協定に基づき、同市内の小学校、中学校、高等学校及び大学を対象に、SAPジャパンが有するグローバルでの知見や技術、テクノスジャパンのデジタルビジネスに関する知見を活かした教育プログラムを展開します。更に、九州工業大学は、SAP University Alliances(*1)を活用し、SAPテクノロジーと産業界からのニーズに適した知識とスキルを学生に提供します。これらの取り組みによって、社会を生き抜く力を備え、社会の変化や新たな価値を主導・創造するような人材、グローバル社会にあって先導的に活躍できる人材を育成・輩出し、飯塚市の未来のまちづくりを牽引する人づくりと産業振興への貢献を目指します。
*1 SAP University Alliances
未来のデジタル社会を支える人材育成を目的として、世界各国の教育機関を対象にSAPが多彩なコンテンツやサービスなどを提供するプログラム。世界113カ国以上で3,500校を超える教育機関を支援している。
以上
飯塚市について
平成18年3月26日に1市4町(飯塚市、穂波町、筑穂町、庄内町、頴田町)が合併し、新しく「飯塚市」が誕生しました。面積213.96㎢、人口126,364人(令和2年国勢調査)で福岡県のほぼ中心に位置しています。主要幹線道としては、一般国道200号、201号、211号があり、福岡都市圏、北九州都市圏、筑後地区から車で60分圏内です。
JRは篠栗線、筑豊本線、後藤寺線が走っており、新飯塚駅から博多駅まで約40分、小倉駅まで約60分という利便性で、福岡都市圏、北九州都市圏への通勤、通学圏内になっています。
本市は、南北に流れる遠賀川に沿って平野が広がり、東は関の山、西は三郡山地等に囲まれ、良好な自然が残されています。
かつては、長崎街道の宿場町(飯塚宿、内野宿)として栄え、多くの人、物、情報がいきかう流通拠点として、また、日本経済の成長を支えた筑豊炭田の中心都市として、重要な役割を担ってきました。
長崎街道「シュガーロード」と炭都。砂糖の伝来と労働者に受け入れられ発展したお菓子文化により、全国的に有名な「千鳥饅頭」「ひよこ饅頭」「なんばん往来」などの銘菓が生まれたまちでもあり、令和2年度には「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」が日本遺産に認定されています。
本市には、近畿大学産業工学部、近畿大学九州短期大学、九州工業大学情報工学部の3つの大学が立地しています。3つの大学には約4,200人の学生と約450人の教職員がおり、学園都市を形成し、高度な研究開発や将来を担う人材の育成が行われています。また、理工系の大学の集積に加え、産業支援機関等が立地するポテンシャルを有しており、ベンチャー企業の育成や「産・学・官」の連携によるまちづくりを推進しています。
また、未来を担い、グローバル社会で活躍する人材を育成するため、小中一貫の9年間の連続した学びを進めるとともに、2016(平成28)年には米国サニーベール市と姉妹都市協定を締結し、市内中学生を中心とした国際交流を行っています。
「住みたいまち住みつづけたいまち」として選ばれるよう、魅力あるまちづくりを進めています。(https://www.city.iizuka.lg.jp/index.html)
SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えており、世界中の商取引売上の87%は、SAPのお客様によって生み出されています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中でき、持続可能な成長を実現する企業のあり方である「サステナブル・インテリジェント・エンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。(www.sap.com/japan)
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テクノスジャパンについて
1994年に創業し、ERPビジネスを中心に事業を拡大。2018年、20年のM&Aにより、もう一つの柱としてCRMビジネスを確立。取り扱いソリューションはERPのグローバルスタンダードであるSAP、CRMのグローバルスタンダードであるSalesforceが中心で、現在はこれらに加えてテクノスジャパン独自の取引情報共有プラットフォーム「CBP」上にクラウドサービスを展開。「CBP」は、各企業が持つERPやCRM同士が連携し、企業間データを齟齬無く、柔軟かつリアルタイムに活用していくための協調プラットフォームです。データを溜める、活かす企業間取引基盤と、データをつなぐデータ連携基盤の2つのコア基盤で構成されており、データ活用によるコミュニケーションを図り、バリューチェーン全体での生産性向上を実現します。
テクノスジャパンは、「企業・人・データをつなぎ社会の発展に貢献する」をグループミッションに掲げ、企業向けの経営・業務領域のデジタルトランスフォーメーションを推進するサービスを提供しています。所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー14階
代表取締役:吉岡 隆
設立:1994年4月27日
資本金:5億6,252万円
HP:https://www.tecnos.co.jp
九州工業大学について
九州工業大学は、1909年(明治42年)の私立明治専門学校の設立に始まり、開学以来、「技術に堪能なる士君子」の養成を基本理念として、世界を先導する高度技術者を輩出するとともに、新技術を創出する研究開発を通して百年余にわたって我が国及び世界の産業発展に貢献してきました。福岡県内の3キャンパスで約5600名の学生が学んでおり、昨年度は年間350件を超える民間企業との共同研究などを行うなど産学連携にも力を注いでいます。
URL:https://www.kyutech.ac.jp/