今日の企業は、将来に渡って変わることのない競争力を、自動化を活用して身につけようとしています。人工知能 (AI) やロボティックプロセスオートメーション (RPA) の機能により、ミスが発生しやすく、時間のかかる手作業を自動化できるようになりました。
財務業務の合理化から従業員エンゲージメント、調達・購買プロセスのカスタマイズにいたるまで、自動化はますます進み、あらゆる業界のビジネスモデルを作り変えています。こうしたテクノロジーは、単純なルーチン作業の自動化にとどまらず、新たなビジネスチャンスをも生み出しています。実際、エンドツーエンドの自動化ソリューションを導入することで、ミッションクリティカルなビジネスプロセスをどのように改善できるかを理解することは極めて重要です。
既存の SAP アプリケーションと SAP 以外のアプリケーション間でプロセスをシームレスに統合することは可能でしょうか？顧客、従業員、パートナー間の連携を必要とし、オンプレミス環境とマルチクラウド環境が混在する環境についてはどうでしょう？組織は自動化の影響を評価できるのでしょうか？ビジネスの俊敏性を高め、市場の変化に効果的に対応するのに役立つような分析をすることは可能なのでしょうか？
答えは「はい」です。
将来にも通用する、自動化されたインテリジェントな企業になるための取り組み
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SAP のエンタープライズオートメーションは、SAP® Integration Suite、SAP® Signavio® ソリューション、SAP® Build ソリューション、AI といったクラス最高の SAP テクノロジーを使用して、複雑なビジネスプロセスをエンドツーエンドで連携させ、自動化します。これらのテクノロジーが連携することで、企業はオンプレミスやクラウドの IT ランドスケープを迅速かつ容易に接続し、ビジネスプロセスとそのパフォーマンスを可視化し、そうしたプロセスをシームレスに自動化することができます。SAP® Sapphire® でこのフレームワークを発表して以来、驚くほど多くのお客様に採用していただき、その勢いは増すばかりです。
最近の事例をご紹介します。
世界最大のアーモンド加工販売協同組合である Blue Diamond Growers 社は、SAP ソリューションを活用して、顧客満足度とビジネスプロセスの効率性に変革をもたらしました。同社は、SAP Integration Suite と SAP Build ソリューションを導入して、仲卸業者向けのコンテンツの作成時間を短縮し、SAP Signavio ソリューションによって、ビジネスプロセスの重大なギャップを特定して改善策を講じ、さらに自動化によって、SAP S/4HANA® に直接送信される契約や価格の情報を取得しています。
クラウドコミュニケーションとワークストリームコラボレーションのサービスを専門とする Avaya Corporation 社は、2 万 5,000 件を超える請求書の検証作業に AI 内蔵の自動ボットを活用して、四半期あたり 800 時間以上の手作業を削減しました。その結果、監査プロセスとインシデント管理追跡では、生産性が 300% 向上しました。
株式会社日立ハイテクは、SAP S/4HANA への変革の一環として、SAP® Business Technology Platform (SAP® BTP) を採用しました。ERP の導入と並行して SAP Integration Suite と SAP Build ソリューションを導入することで、同社はイノベーションを加速させ、独自に開発してきたカスタムソフトウェアを 94% 削減しました。それと同時に、ミッションクリティカルなプロセスの自動化にも取り組んでいます。
業界は違えども、Blue Diamond Growers 社、Avaya Corporation 社、株式会社日立ハイテクはいずれも、エンタープライズオートメーションの大きな可能性に気づき、SAP のテクノロジーを活用して、デジタルトランスフォーメーションの取り組みをいち早くスタートさせています。自動化に向け、これまでどのような取り組みを行ってきたか、どれだけ自動化が進んでいるかは関係ありません。すぐにでも自動化に着手できるよう SAP が支援します。
JG キラピュラ (JG Chirapurath) は、SAP BTP および AI の最高マーケティング＆ソリューション責任者です。
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