(本リリースは、8月7日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

 SAP SE(NYSE: SAP)は本日、Xerox Holdings Corp.(Nasdaq: XRX、以下Xerox社)が、複数年にわたるリインベンションの一環として、エンタープライズアーキテクチャーを変革するために複数のSAPソリューションを採用したことを発表しました。

Xerox社のリインベンションは、中核事業であるプリント事業の改善と安定化、生産性と効率性の向上、さらに、顧客のビジネス成果向上のための新しいデジタルサービスとITサービス機能へのリソースの集中を目指すものです。

クラウド移行によりクリーンコアを実現

Xerox社は、クラウド移行のためにRISE with SAPソリューションを採用することで、市場やビジネスプロセスを横断して業務を効率化するクリーンコアアプローチに着手しています。同社は、SAP S/4HANA® Cloudを選択することで、ITコストの削減、グローバル・ビジネス・サービス組織としてのグローバルプロセスの標準化、アプリケーションランドスケープの大幅なシンプル化を実現し、変化する業界の需要に沿った新しいビジネスモデルの提供を目指しています。

Xerox社のエグゼクティブVP兼最高変革・管理責任者であるルイ・パストル(Louie Pastor)氏は、次のように述べています。「当社は、SAPソリューションを活用してクラウド化を実現し、業務を合理化し、取引業務や社内業務をシンプルにし、サービス主導のソフトウェア企業としての地位を築きたいと考えています。SAPは戦略的パートナーとして、当社全体に最新のツールやサポートを提供し、俊敏性、敏捷性、費用対効果を向上させ、お客様やパートナーの進化するニーズに対応できるよう支援してくれます。当社がリインベンションを継続する上で、このパートナーシップは、ハイブリッドワークプレイス全体でお客様とパートナーの成功を導くために、当社Xeroxの献身をさらに強化するものになっています」

 信頼に応える単一のプラットフォーム

Xerox社が選択した他のクラウドソリューションとしては、SAP® Business AI、SAP® Customer Experience ポートフォリオ、SAP® Business Technology Platform(SAP® BTP)、SAPのサプライチェーン管理ソリューションがあります。複数の革新的なクラウドソリューションをSAP BTPに統合することで、Xerox社は財務、サプライチェーン、販売などの領域全体をカバーする統合プラットフォームを構築できます。これにより同社は、さまざまな業務場面で細かな取引レベルまでドリルダウンでリアルタイムに把握できるようになり、新たなオファリングを追加するための俊敏性と柔軟性が高まるとともに、業務全体の自動化、簡素化、コスト削減が進むことになります。SAP Business AIは、まずはビジネス・インテグリティ・スクリーニングのために導入され、今後数カ月をかけて、ビジネスにさらなるメリットをもたらす新しいユースケースの検討が行われます。

また、Xerox社はSAPのデジタル・サプライチェーン・ソリューションを活用することで、約145カ国で事業を展開する同社のサプライチェーンを最適化し、在庫の可視性を向上させることでリスク軽減を目指し、より精度の高い意思決定を実現するために事業全体で分析機能を拡張します。

SAP SEの最高財務責任者(CFO)兼エグゼクティブ・ボード・メンバーであるドミニク・アサム(Dominik Asam)は、次のように述べています。「Xerox社がリイノベーションのためにSAPのソリューションを選択し、RISE with SAPを採用いただいたことは、私たちにとって大変光栄です。Xerox社は、新しいビジネスモデルを導入しカスタマーエクスペリエンスを向上させるとともに、SAP Business AIとの統合を開始し、さらなる事業発展へと歩を進めていくことになります。そして、Xerox社のその確固たる歴史の上に、お客様を中心に据えたワークプレイスイノベーションの新時代を築いていくことでしょう」

以上

SAPについて
SAP(NYSE:SAP)は、エンタープライズアプリケーションとビジネスAIのグローバルリーダーとして、ビジネスとテクノロジーの融合を推進しています。50年以上にわたり企業と共に歩み、進化を続け、財務、調達、人事、サプライチェーン、カスタマーエクスペリエンスなどのビジネスクリティカルな業務を統合し、お客様のビジネスを成功へと導く支援をしています。詳細は、こちらからご覧ください。www.sap.com