(本リリースは、7月31日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE (NYSE: SAP)は本日、スコット・ラッセルおよびジュリア・ホワイトが2024年8月31日付で同社のエグゼクティブ・ボードを退任することに合意したと発表しました。

最高収益責任者(CRO)であるスコット・ラッセルは、世界中のSAPのお客様のクラウド移行において、中心的な役割を担ってきました。彼のリーダーシップの下、SAPは自社のスイート製品群のポテンシャルを最大限に引き出し、お客様がSAPソリューションを通じて、より迅速かつ革新的なビジネスを展開できる環境を整えてきました。現在、ラッセル氏の後任を選定するプロセスが進められており、その間、SAP CEOであるクリスチャン・クラインが営業部門を暫定的に統括することになります。

最高マーケティング&ソリューション責任者(CMSO)であるジュリア・ホワイトは、マーケティングとコミュニケーションの現代化を成功させ、クラウドファーストモデルをサポートするために製品マーケティング機能を構築しました。SAPは今後、製品マーケティングチームと製品チームのシナジーを強化し、これらのチームを統合します。SAPのスーパーバイザリーボードとジュリア・ホワイトは、この重要なシフトがマーケティング&ソリューションボードエリアを解散する適切なタイミングであると合意しました。この変更は2024年9月1日から実施され、SAPのエグゼクティブ・ボードの構造を簡素化します。

SAPのスーパーバイザリーボード会長であるペッカ・アラ・ピエティラは次のように述べています。「SAPのクラウド変革が成功し続ける中で、。SAPのスーパーバイザリーボードは今が次の成長の時期であると考えています。スコット・ラッセルとジュリア・ホワイトの多大な貢献に感謝し、今後のご活躍を祈念しています。」

SAPのCEOであるクリスチャン・クラインは次のように述べています。「スコットとジュリアは、SAPのクラウドビジネスの成功とビジネスAIにおけるリーダーシップに大きく貢献しました。お客様とパートナーに対する彼らの揺るぎない献身に感謝し、。SAPのスーパーバイザリーボードとともに今後の成功を祈ります。」

この戦略的な移行は、SAPが好調な時期に実施されることとなりました。今回の組織改編は、SAPの変革を加速し、スイート製品とAIを中核とする戦略への注力を強化します。これにより、SAPはエンタープライズソフトウェアのリーディングカンパニーとしての地位をさらに拡大することを目指します。