今後は、直接材・間接材共通のグローバル情報基盤としての活用を検討


SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)は、アサヒグループホールディングス株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長 兼 CEO:小路 明善、以下 アサヒグループ)が、SAP® Ariba®を導入し、国内グループ企業の間接材の調達改革を実現したことを発表しました。

国内のビール類市場の縮小や、欧州ビール事業の買収などによる海外事業売上高比率の急拡大など、経営環境が大きな変革期にある中、アサヒグループは、各事業部門の権限と責任の明確化や専門性の追求による事業基盤の強化を図るとともに、国内外の成長領域へより大胆な資源配分を可能とする体制に移行して、飛躍的な成長をめざしています。2019年1月には、新グループ理念を制定し、「高付加価値ブランドを核として成長する“グローカルな価値創造企業”を目指す」ことを新たなビジョンとして掲げています。

国内グループ企業の調達改革には2014年に着手し、グローバル消費財企業の調達機能のプラクティスとのギャップの分析などを行った結果、日本においては、直接材の連携体制の強化と間接材のカバー率の拡大が当面の課題と判断しました。これに対して、国内の調達体制の最適化をめざし、「コストリダクション獲得の拡大」「コンプライアンス強化」「生産性の向上」を目的に、ルール、システム基盤、人材・組織基盤の整備を進めることとし、新たなシステム基盤としてSAP Aribaの導入を決定しました。

SAP Aribaは、2019年1月にアサヒグループホールディングスおよび経営管理グループ本社のアサヒプロマネジメント株式会社での稼働を開始しました。その後、2019年7月にアサヒビール株式会社、2020年1月にアサヒ飲料株式会社およびアサヒグループ食品株式会社での稼働を開始しました。2021年にむけて、施策による継続的なコストリダクションを実現し、アサヒグループ全社が調達する間接材総額のうち、SAP Aribaを通じて調達部門が関与する間接材調達金額の比率を80%以上にすることをめざしています。

今後は、サプライヤとの適切なコミュニケーションを通じ関係性を強化するとともに、KPI設定・合意と実行評価・共有・改善を行い、「戦略的プロキュアメント」「持続可能な調達活動」「高品質な購買オペレーション」を行っていくため、直接材・間接材共通のグローバル情報基盤として、SAP Aribaを活用していくことを検討しています。

以上

 

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPはインテリジェントエンタープライズを基盤とするエクスペリエンス企業として、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアの市場をリードし、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを使用しており、SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、企業のビジネスを「インテリジェントエンタープライズ」に変革していくことに寄与しています。SAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan

 

SAP AribaおよびSAP Fieldglassについて
SAP AribaおよびSAP Fieldglassは、企業がより効率的、効果的にコスト管理をできるよう支援するソリューションです。直接資材や間接資材、サービスや外部人財などあらゆる分野の調達・購買のプロセスを管理します。Ariba Networkは、現在、全世界190カ国の500万以上のバイヤーとサプライヤが参画し、新たなビジネス機会の発掘、様々な取引の協力関係の構築、そして健全なサプライチェーンの実現に貢献しています。Ariba Network上では、毎年合計約346兆円規模の商取引が行われています。SAP Fieldglassは、世界180カ国以上の国において、企業などの組織・団体が、フリーランサーや副業で働く高度スキルを持つ人財を見つけ、契約し、管理するソリューションとして活用されています。SAP AribaおよびSAP Fieldglassにより、企業はあらゆる分野の費用管理について、プロセスを最大効率化し、法遵守も実現し、さらに取引のスピードを加速し、最大の効果を実現することを支援します。

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