SAP は、Chartis Research 社より、最新の RiskTech100 ランキングで複数の賞を受賞しました。業種別部門の企業(金融以外)賞 (Corporations award) と、設備資産および在庫管理 (Asset and Inventory Management)、設備管理と制御 (Facility Management and Control)、財務および会計:業種共通サポート (Finance and Accounting – Cross Industry Support)、GRC:サプライチェーンリスク (GRC – Supply Chain Risk)、GRC:ベンダーおよびサードパーティーリスク (GRC – Vendor and Third-Party Risk) の 5 つのソリューション部門の最高賞です。
業種共通の強固なクラウド ERP 機能
SAP の戦略は、あらゆる企業がインテリジェントで持続可能な企業になれるよう支援することです。SAP は、25 業種にわたる包括的なエンドツーエンドのアプリケーションとサービスを、世界のお客様に提供しています。これにより、組織全体で効果的なデータ処理と情報フローが促進されるため、ビジネスに対する深い知見を獲得し、プロセスの効率化とコラボレーションの強化を実現することができます。
SAP は、ERP(エンタープライズリソースプランニング)を再定義することで、インテリジェントエンタープライズのネットワークを構築し、サプライチェーン全体に透明性、回復力、サステナビリティをもたらしています。
SAP S/4HANA® の強力なインメモリーコンピューティングを利用して、膨大なデータを処理し、人工知能 (AI)、機械学習、IoT、高度なアナリティクスなど、先進的なテクノロジーに対応することもできます。
Chartis 社チーフ研究員のシド・ダッシュ (Sid Dash) 氏は、次のように述べています。「Chartis は、SAP が強固な ERP 機能を全般的に備えていることを評価しています。この強みは、特にエネルギーおよびコモディティなどの分野で発揮されており、RiskTech100 に名を連ねる全企業のパフォーマンスにとって不可欠なものとなっています」
市場をリードする、将来的に重要な GRC 機能
SAP のガバナンス、リスク管理、コンプライアンス (GRC) ソリューションは、Chartis 社より特別な評価を受けました。
近年、1 つのテーマであった GRC は、企業全体で完全に統合された包括的な分野へと成長し、組織的なリスク管理機能とコンプライアンス機能全体を結びつけています。そして、統制、事業の回復力、IT のリスク管理、設備資産管理、物理的な事業活動を含む、拡大し続ける巨大なエコシステムに影響を与えています。GRC が事業の回復力や継続性に与えるインパクトは、これまでになく大きくなっています。
SAP のクラウド ERP 担当プレジデント兼最高製品責任者のヤン・ギルク (Jan Gilg) は、次のように述べています。「SAP の包括的な統合 GRC ソリューションによって Chartis Research 社にリーダーとして評価されたことは、インテリジェントで持続可能な企業を実現するため、リスク管理およびコンプライアンス機能の変革に SAP が取り組んできたことの証です。SAP のクラウド ERP ソリューションは、業務やデジタル変革に GRC を組み込めるよう支援します。その結果、モニタリングを継続し、予測インサイトを手に入れ、回復力を確保して事業継続性を維持することができます。私たちは、将来も通用するリスク管理を再定義しています」
SAP GRC ソリューションは、財務、ベンダー、オペレーションのリスクに対するガイドを提供して、リスク管理をシンプル化します。自動化、リアルタイムの可視性、予測アナリティクスを備えたソリューションにより、リスク、ID、サイバー脅威、コンプライアンスを効果的にモニタリングすることができます。このため、異常や潜在的なリスクに対するインサイトを早期に入手でき、業務遂行や計画立案にあたって情報に基づいた意思決定が可能になります。
ダッシュ氏は次のように述べています。「SAP は、GRC の中で多くの領域に焦点を当てていますが、それらは金融機関にもそれ以外の企業にも非常に懸念される領域です。特に金融以外の企業では、サードパーティー、サプライチェーン、IT、サイバー、インフラ、設備資産管理などのリスク領域は、重要性が非常に高くなっています。全業種の企業が大きな問題や課題を抱えているのが、物理的なインフラとデジタル化の進む業務環境とのやり取りの方法です。これには、サイバーリスクに関してだけでなく、事業の回復力やインフラ管理など、より幅広い観点が含まれます。企業は、デジタルインフラと物理的なインフラがどのように相互作用しているのか、十分に認識する必要があります。Chartis は、これらの点で SAP が市場をリードしていると確信しています。また、いくつかの点では SAP 以外の企業が遅れを取り戻そうとしています。SAP が重要なサポートを提供している領域(エンターブライズビューや在庫ビューを用いてリスクシステムを提供するなど)以外も組織としての要件の中心となっていくことも認識しています。物理世界とデジタル世界がますますからみ合う中で、多種多様な企業の組織プロファイル全体を把握する SAP の能力は、今後 GRC およびリスク管理ソリューションを構築していく上で中心的な存在になると Chartis は考えています」
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