~少量多品種メーカーの導入ノウハウ・経験を最大限に活かし、2023年5月よりプロジェクトを開始~
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:磯谷 元伸、以下 NTTデータGSL)と、SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)は、流体移送機器の総合メーカーである大晃ホールディングス株式会社(本社:山口県田布施町、代表取締役社長:木村晃一、以下、大晃ホールディングス)が、SAPのクラウドERP「SAP S/4HANA® Cloud(エスエーピー・エスフォーハナ・クラウド)」を中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP(ライズ・ウィズ・エスエーピー)」を採用したことを発表します。
大晃ホールディングスは、1956年に設立された流体機器の総合メーカーである大晃機械工業株式会社を中核子会社とし、同じく流体機器メーカーであるオランダMarFlex Holding B.V.、舶用電気機器メーカーの株式会社中国電機サービス社、そして機械設計・エンジニアリング業務をおこなう山陽設計工業株式会社を配下に持っており、直近の中長期経営計画(2021-2023年)において「多角化」と「持続的成長」を戦略キーワードとして掲げ、その実現基盤であるグループ業務基幹システムのあるべき姿を検討すべく、2022年10月からグランドデザインフェーズを開始しました。本プロジェクトのねらいである「グローバルオペレーションへの対応」、「経営上の意思決定サポート(見える化)」、「持続可能な業務基盤の確立」を実現するため、長年にわたり、スクラッチで構成された既存システムの次世代の業務システムへの刷新を決定しました。そこで、ビジネスの変化に柔軟に対応できる基幹システムとして「SAP S/4HANA」を選定、グローバル実績と「SAP S/4HANA」の最新の知見やノウハウに加え、難解な少量多品種部品メーカーにおける豊富な構築経験を持つNTTデータ GSLに構築を依頼しました。
NTTデータ GSLは、グランドデザインフェーズに続いて、新基幹システムを実現するパートナーとして選定され、同業種でのSAP構築・活用経験のあるメンバーを中心に構成し、2023年5月、基幹システムの刷新プロジェクトを開始しました。グランドデザインフェーズにて定めたグローバル標準業務(業務フロー・機能一覧・機能配置)を「SAP S/4HANA」上で実装し、プロトタイプ評価を経て、パイロット導入において既存の個社システムでは困難であったグループグローバルでのSCM連携を試行し、グローバル標準業務システムのグローバルでの活用の手ごたえを得た上で、グループ各拠点への展開を進めていく予定です。
NTTデータ GSLでは、グローバルに展開する少量多品種部品メーカーにおける豊富な構築・活用実績を最大限に生かし、大晃ホールディングスの成長に不可欠なIT基盤を構築することで、同社のDX推進を支援するとともに、今後の運用支援を通じて、同社の事業のさらなる拡大に貢献します。
以上
<大晃ホールディングスについて>
大晃ホールディングスは、1956年に設立した大晃機械工業を中核とする流体移送機器の総合メーカーです。主に舶用業界向け、陸上用途(各種工場、施設)向け、電磁駆動用途(医療・健康・環境)向けを中心とした各種ポンプ・ブロワ・真空ポンプ・環境機器70000種以上を開発・製造しています。積極的な海外展開により、現在では、日本国内に加え、東アジア、東南アジアやヨーロッパにも拠点を置き、グローバル展開を図っています。
<NTTデータ グローバルソリューションズについて>
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズは、日本企業のグローバル展開に伴うシステムのグローバル化需要の拡大に対応するため、2012年7月に設立されました。NTTデータグループのSAPグローバル体制とともに、NTTデータの国内におけるグループ会社に分散していたSAPソリューション、業務ノウハウの一体化を図り、SAP® ERPシステムの導入から保守運用、拡張開発支援など、多岐にわたるサービスをワンストップで提供し、NTTデータグループにおけるSAP事業の中核会社として、企業の戦略的な事業経営をサポートしています。
<SAPジャパンについて>
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えており、世界中の商取引売上の87%は、SAPのお客様によって生み出されています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、すべての企業のビジネスをインテリジェントエンタープライズに変革することを支援しています。さらにSAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan )