>

SAPジャパン、SAP S/4HANA® Cloudの最新版や、RISE with SAPの 新しい「プレミアム・プラス・パッケージ」を提供し、イノベーションを加速

プレスリリース

SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下 SAPジャパン)は、お客様がクラウドテクノロジーの利点を最大限に活用するための新しいサービスを発表しました。

第一に、SAP S/4HANA® Cloud, private editionの2023リリースが利用可能になりました。これはSAPとお客様にとって大きな節目であり、クラウドへの移行がより容易になります。SAP S/4HANA Cloud, private editionは、コラボレーションが可能で、インテリジェントで、ネットワーク化され、サステナブルな最先端のクラウドベースのERPシステム上に構築された拡張機能を提供します。

第二に、SAP S/4HANA CloudをベースとしたRISE with SAPの新しい「プレミアム・プラス・パッケージ」を提供開始しました。このパッケージは、AIテクノロジーとサステナビリティ、および高度なファイナンスソリューションが組み合わされており、ビジネスの迅速なイノベーション、より多くの情報に基づく意思決定、企業データのより高いビジネス価値を創出します。

第三に、お客様のクラウドへの移行をご支援するため、RISE with SAPへのコンバージョン&モダナイゼーションプログラムを立ち上げ、ツール、専門家によるサービスを提供します。

1)SAP S/4HANA Cloud, private editionの最新リリースを提供開始

SAP S/4HANA Cloud, private editionの2023リリースは、SAP® ERP Central Componentの全機能を提供するだけでなく、財務、製造、保全、サプライヤーを単一のクラウドプラットフォームに統合し、最新のアーキテクチャに基づく業務部門向けアプリケーションを提供します。

さらに、RISE with SAPの中核をなすSAP S/4HANA Cloudの private editionは、リリースサイクルが2年となり、利用しやすいイノベーションと機能拡張が通常6カ月ごとに提供されます。保守期間も5年から7年に延長され、お客様は投資により多くの価値を見出せるようになります。

2)RISE with SAPの新しい「プレミアム・プラス・パッケージ」を提供開始

市場の急速な変化と複雑で進化する規制要件の中で、あらゆる業種と地域のお客様がクラウドベースのシステムとプロセスを必要としています。RISE with SAPをご利用のお客様は、より迅速で優れた意思決定を実現し、ビジネスプロセス全体でAIの効果を最大化するためのツールを追加した新しい「プレミアム・プラス・パッケージ」を含め、自社のビジネス成果に最適なパッケージを選択することができます。プレミアム・プラス・パッケージでは、以下のことが実現可能になります。

• カーボンやその他のリソースをコア・ビジネス・プロセスに組み込み、バリューチェーン全体でデータを計算・共有し、急速に進化する環境・社会・ガバナンス(ESG)報告基準に対応することで、より多くのサステナビリティに関するインサイトを提供します。

• 最近発表されたAIコパイロットであるJouleの助けを借りて、ERPのための新しいAI機能を追加します。Jouleは、複数のシステムからデータを迅速にソートし、文脈化することで、よりスマートなインサイトを表面化します。

• プランニング業務を合理化し、財務および非財務ビジネスユニットのデータによる予測精度を向上させるだけでなく、請求書管理と現金回収プロセスを強化するソリューションを活用することにより、財務リーダーがより迅速な意思決定を行えるようにします。

• サプライヤーポータルを備えたネットワークERPを構築し、幅広いサプライヤーネットワークとの緊密な連携や、調達・請求取引の自動化により、支出コンプライアンスを簡素化します。

3)お客様のクラウド移行へのジャーニーを支援

SAPジャパンでは、RISE with SAPの新しいコンバージョンおよびモダナイゼーションのために、お客様それぞれの出発点に合わせたサービスを提供しており、今後さらに注力していきます。このプログラムには以下が含まれます。

• RISE with SAPの導入フレームワークによるコンバージョン計画の立案と、SAP® Signavio Process Insightsソリューションによるビジネスケースの構築を行います。

• SAP Customer Evolution kitの提供。これは、SAP S/4HANA Cloudへの最適な移行方法を評価するために、専任のSAPエキスパートによる1対1のセッションを提供する新しい無料サービスです。このキットは、非常に短い時間枠の中で、パーソナライズされた実行可能な移行プランを提供します。

RISE with SAPのお客様向けに、SAP S/4HANA Cloudの最新リリースへのアップグレードをサポートする専門家による支援を提供する新しいサービスにも取り組んでいます。このサービスは、技術的なハードルを減らし、ビジネスプロセスを合理化することで、お客様のアップグレードを支援し、お客様のシステムがクラウドに最適化されたモデルで実行するために最適な状態になるように計画されています。

以上

 

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えており、世界中の商取引売上の87%は、SAPのお客様によって生み出されています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、すべての企業のビジネスをインテリジェントエンタープライズに変革することを支援しています。さらにSAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan )