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(本リリースは、12月14日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

 SAP SE(NYSE:SAP)は、金融サービス企業であるPayPalとの統合を拡大し、SAP® Business Technology Platform(SAP® BTP)上でPayPal Braintreeプラットフォーム対応のデジタル決済プラグインを構築したと発表しました。

SAP BTPは、データとアナリティクス、AI、アプリケーション開発、自動化、統合を1つにまとめた環境を提供します。PayPalはこのたび、SAP BTPを利用してデジタル決済ソリューションを開発したことにより、SAPのお客様がオンラインで簡単に決済を管理できるプラグインを提供できることとなりました。

近年、多くの企業で、組織間の支払の送受信における業務上の要件やコンプライアンス要件が増加し、その結果、デジタルウォレット、自動手形交換所(ACH)、クレジットカードが企業間取引に利用されるようになっています。SAPのお客様は、PayPal Braintree Digital Paymentsコネクタをご利用いただくことで、これらすべての支払方法が利用可能となり、コストと複雑さを軽減いただけるようになります。

PayPal Braintreeプラットフォームは、より多くの決済方法をSAPのお客様に提供します。PayPal、Venmo*、クレジットカード、デビットカード、一般的なデジタルウォレットを1つに統合して対応できる唯一の決済プラットフォームです。SAPのデジタル決済アドオンをご購入いただいているSAPのお客様は、SAP Help Portalサイトから入手可能なプラグインを使用して、簡単にPayPalにアクセスすることができます。SAP Integration and Certification Centerを通じて認定されたSAPソフトウェア環境とプラグインのスムーズな統合により、お客様は、効率向上、コスト削減、セキュリティの強化、透明性の向上という恩恵を受けることができます。

PayPalのチャネルパートナーシップ担当バイスプレジデントであるデビッド・ブルース(David Bruce)氏は次のように述べています。「ここ数年、決済業界はかつてない混乱に見舞われ、企業はより顧客中心で俊敏な支払環境の構築を迫られています。PayPalがSAPと提携し、PayPal Braintreeデジタル決済アプリを開発したのはそのためです。このアプリによってSAPのお客様は、一貫した標準的な方法でPayPalの決済ソリューションにアクセスできるようになります。このアプリが、SAP BTP上にある数多くのアダプタの中で最も利用されるアダプタになることを私たちは願っています」

SAPのBusiness Technology Platform担当COO(最高執行責任者)であるシェーン・ゴーマン(Shane Gorman)は、次のように述べています。「PayPalのようなテクノロジー企業がSAP BTPを活用して標準アダプタを開発し、当社のお客様やパートナー企業が実装時に利用することで、一貫したカスタマーエクスペリエンスとシンプル化を実現できるというのは、本当にすばらしいことだと思います」

*Venmoは、米国のみで利用可能です。

以上

 

 

SAPについて

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