（本リリースは、6月11日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です）
SAP SE（NYSE：SAP）は、世界有数のバスルーム設備・デザイン企業であるロカ・グループが、SAP S/4HANA®とRISE with SAPソリューションを採用し、ITシステムの統合と標準化を中心としたデジタル変革の次のフェーズに着手したことを発表しました。
100年以上の伝統を持ち、170の市場で事業を展開し、21,500人以上の従業員と80近い工場を世界中に持つ家族経営の企業であるRoca Groupは、ダイナミックなサニタリー業界で競争力と存在感を維持するためにデジタル化を取り入れてきました。ロカ・グループは、長年にわたっていくつかの企業買収を行ってきたため、RISE with SAPは、さまざまなITシステムを1つのITランドスケープに統合する理想的なソリューションであると考えました。Roca 社が SAP S/4HANA® Cloud を選択したのは、効率性を向上させ、情報に基づいたリアルタイムのデータ駆動型ビジネス意思決定を行いたいという願いからでした。
ロカ・グループのCEOであるアルバート・マグランス（Albert Magrans）氏は次のように述べています。「ロカ・グループの戦略は、イノベーション、テクノロジー、持続可能性に支えられた長期的な将来ビジョンに基づいています。SAP S/4HANAへの移行により、ロカはSAPソフトウェアの最新のテクノロジーとイノベーションを活用し、デジタルトランスフォーメーションを促進することができます。実行速度の高速化、Jouleコパイロットによる機能強化、リアルタイム分析、SAPとそのエコシステムによるさらなるイノベーションを楽しみにしています」
SAPヨーロッパ・中東・アフリカ担当バイス・プレジデントのマノス・ラプトプロス（Manos Raptopoulos）は次のように述べています。「RocaグループとSAPは、Rocaが複数のSAP導入でSAPと信頼関係にあり、長年にわたり協力関係を築いてきました。Roca社のIT戦略は、SAPソリューションによるビジネス変革に完全に合致しており、この戦略の不可欠な一部となっています。我々の緊密なパートナーシップにより、我々のチームはビジネス変革に関するリアルタイムのインサイトを得ることができ、SAP S/4HANA Cloudのジャーニーを始めるにあたり、SAPソリューションのシームレスな統合が可能になります」
SAP S/4HANA Cloudや、SAP® Customer Experience、SAP Ariba、SAP SuccessFactors®ソリューションなど、SAPのさまざまなクラウドソリューションを選択したことで、ロカ・グループは、顧客体験を向上させ、新たなビジネスチャンスを開拓する可能性のあるSAPの統合ソリューション・スイートを活用する上で、引き続き有利な立場にあります。クリーン・コア・アプローチを採用することで、ロカ・グループは生産センターとロジスティクス・プラットフォームを単一のプラットフォームとし、需要・生産計画にはSAP® Integrated Business Planning for Supply Chainソリューションを、輸送管理にはSAP® Transportation Managementアプリケーションを活用します。これらのソリューションの導入により、すでにこれらのソリューションを使用している事業所では、輸送の立方体容量が10％増加しています。
さらにロカ社は、SAP Concur®ソリューションによる出張経費管理に加え、SAPの一連のソリューションを通じて、学習プログラムの改善、グローバルな給与管理、従業員のセルフサービスポータルの強化にSAP SuccessFactorsを活用する計画です。
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SAPについて
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