(本記事は、1月13日に本社で掲載されたものです)
2024 年、SAP® Business AI は、これまでにない多くのコンセプトから現実的でインパクトのある機能を創出しました。私たちは当初の予定通り、SAP クラウドアプリケーション全体で即座に利用可能な130 以上の高価値な生成 AI 機能をリリースしました。
SAP のお客様がより迅速かつスマートに業務を遂行するのに役立っているのは、まさにこうした高価値なユースケースです。例えば、e スポーツのトーナメントで優勝するために AI ベースの戦略的インサイトを活用したり、従業員が雑務ではなく付加価値の高い業務に専念できるようにタイムシートの追跡方法を改善したり、世界的なサッカークラブが効率を高めるために人事業務を合理化するなど、さまざまなお客様が成果を上げています。
さらにお客様側の視点に立ち、私たちは、SAP ポートフォリオ内の使用頻度の高いタスクの 80% 以上にSAPの生成 AI コパイロット Joule(ジュール) を組み込みました。これにより、お客様は自然言語を使用し重要な業務を行えるようになりました。例えば、Joule の 1,300 個の新しいスキルを活用することで、携帯電話のチャットから自動的に最新の数値を取得したり、承認を確定したりすることができます。さらに、SAP は今年、AWS、Meta、NVIDIA、Mistral などの多くのトップレベルの生成 AI モデルと提携し、お客様が SAP® AI Core の Generative AI Hub を活用して、AI ベースの拡張機能やユースケースを柔軟に構築できるようになりました。
現在、SAP は幅広い業種と様々なアプリケーションをご利用のお客様を支援しています。アップデートの詳細を説明する前に、2024 年第 4 四半期のハイライトをいくつかご紹介します。
- Joule は 2 年目に突入し、2024 年第 4 四半期もアップデートの勢いは止まりません。現在、Joule は13 の SAP アプリケーションに標準搭載されています。さらに、SAP® Mobile Start からも利用できるため、ユーザーは自然言語を使って出先から SAP アプリケーションを利用できます。iPhone や iPad では、「ヘイ, Siri!」と話しかけるだけで Siri を開き Joule に質問を送ることができます。SAP® Early Adopter Care プログラム対象の Joule 向けの重要なイノベーションには、新たな生産性向上のための SAP コンサルタント向け機能や、SAP アプリケーション間でインサイトを合理化できる Joule の新たな分析機能などが含まれます。Joule は今や SAP だけでなく Microsoft 365 Copilot とも統合され、シームレスな双方向アクセスを可能にしています。その他のアップデートについては、こちらをご覧ください。
- 2024 年の SAP Early Adopter Care プログラムの成功を受け、Joule は SAP S/4HANA® Cloud Public Edition で一般提供されるようになりました。この統合により、ユーザーは SAP ソリューションとより直感的にやり取りできるようになりました。ビジネスデータの分析や特定タスクの実行ガイダンスなど、情報を手作業で検索したり、複数のインターフェースを利用したりすることなく、必要なことを Joule に尋ねるだけで済みます。情報検索は最大 95%*、ナビゲーションタスクやトランザクションタスクは最大 90%* 迅速化できるようになりました。また、SAP S/4HANA® Cloud Private Edition にも、AI アシスト・マスター・データ管理、AI アシスト受注フルフィルメントモニタリング、AI アシスト会話型プランニングなど新たなリリースが追加されました。すべてのリリースについては、こちらをご覧ください。
- SAP SuccessFactors® では、ソリューション全体のタスクが AI によって改善されました。これには、円滑なコミュニケーションのためのテキストの作成、翻訳、分析などが含まれています。新しい 360 度評価詳細レポートでは、従業員に対して成長のためのレコメンデーションやパフォーマンス指標が提供されます。AI を活用したアサインメントの作成やアップロードされた履歴書に基づくジョブレコメンデーションによって、採用プロセスも合理化されます。その他アップデートについては、こちらをご覧ください。
- IT およびプラットフォームにおける SAP Business AI では、メール件名ジェネレーターから SAP® BTP の無償利用枠オプション(40言語以上に対応する AI 文書処理用 Document Information Extraction サービスを含む)まで、業務を容易にするための多数のプロセス改善機能が提供されています。SAP の Generative AI Hub は現在、データ検索および意思決定を強化するためのグラウンディング機能をサポートしています。さらに、多くの Amazon の基盤モデルも利用できるようになりました。Joule は SAP Build Work Zone、SAP Signavio®、SAP Build Code に組み込まれ、自然言語による検索や KPI の推奨に対応し、アプリケーション開発を最大 30%* 速く実行できるようになりました。その他アップデートについては、こちらをご覧ください。
- セールス、サービス、マーケティング、コマースにおける SAP Business AI は、生産性を向上させ、ワークフローを改善します。SAP® Sales Cloud Version 2 への Joule の組み込みにより、インテリジェントなレコメンデーションと検索の迅速化が実現しました。これにより、販売部門はより効率的にデータを操作でき、データへのアクセスも最大 50%* 高速化されました。SAP Enterprise Service Management 向けの AI アシストバックエンドエンティティ抽出は、非構造化テキストを自動的に構造化データに変換します。その他アップデートについては、こちらをご覧ください。
これは始まりに過ぎません。2025 年は SAP のソリューション全体でさらに新しいユースケースをお届けします。関連性、信頼性、責任を担保しつつ、強力な ROI を実現し、従業員の日常業務を改善することができる SAP® Knowledge Graph、Joule Studio、SAP® Foundation Model など、今後予定されている SAP Business AI リリースにご期待ください。
Joule
SAP Mobile Sart のJoule
一般提供
Joule が SAP Mobile Start アプリに組み込まれることで、スマートフォンやタブレットから自然言語で SAP アプリケーションを操作できるようになりました。リリース以来、SAP Mobile Start は、ネイティブ・モバイル・アプリ、クラウドアプリケーション、意思決定支援・インサイト獲得用ツールに一元的にアクセスできる設計になっています。
Joule とのシンプルなチャットにより、最新の数値を表示したり、承認や定型作業などに自身の言葉で担当者が直接介入できるようになりました。この Joule 統合により、販売アプリケーション、人事プロセス、サプライチェーンプロセスなど、多くの分野で SAP との関わり方が劇的に変わります。
iPhone や iPad では、Siri を使用して Joule に質問することができます。例えば、「ヘイ、 Siri!SAP Mobile Start の Joule に質問して」と話しかけると、Siri が応答し、そのまま質問することができます。質問は SAP Mobile Start の Joule に直接転送されます。

SAP Mobile Start アプリは以下から入手できます。
- iPhone、iPad、Apple Watch、Apple Vision Pro の場合は App Store
- Android 搭載モバイルデバイスの場合は Google Play

SAP® Consulting Capability
SAP Early Adopter Care
2024 年に「SAPⓇ SapphireⓇ」で発表された SAP Consulting Capability により、コンサルタントの働き方は大きく変わります。この機能は現在、特定顧客における試行期間の段階ですが、最新の包括的ナレッジベースを基盤とする AI アシスタントを活用することで、コンサルタントは、SAP プロジェクトでより効率的に働けるようになります。
この機能により、コンサルタントは、毎日最大 1 時間半*節約できます。これは通常、情報の調査に費やしている時間です。この機能は、SAP の独自コンテンツから抽出された迅速、簡潔、かつ固有のインサイトをコンサルタントに提供します。また、ABAP コードの解釈に費やす時間を 40%* 削減し、コードの目的、ロジック、構造を迅速に理解できるようにすることで、コンサルタントにより多くの業務を遂行するための時間を提供します。最終的に、コンサルタントの持つ実行力のある知識を拡大し、学習効果が高く、スキル習得を早めるエキスパート向けガイダンスとインストラクションを提供することで、人材育成を進め、コンサルタントの影響力を高めることができます。

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Joule と Microsoft 365 Copilot の統合
非公開プレビュー
SAP と Microsoft は、Joule と Microsoft 365 Copilot の統合によって、職場の生産性を再定義しています。2024 年の「SAP Sapphire」で初めて紹介され、2024年末のMicrosoft 主催の「Microsoft Ignite」 で発表されたこの統合は、シームレスなユーザーエクスペリエンスを提供します。従業員は Joule または Microsoft 365 Copilot にアクセスして、SAP 環境と Microsoft 環境をまたいでタスクを実行したり、データを検索したりできます。
つまり、Microsoft 365のユーザーはCopilotを利用してJoule経由でSAPのタスクやデータを引き出すことができ、SAPアプリケーションのユーザーはJouleを利用してMicrosoft 365 の情報やワークフローにアクセスできるという形です。この双方向の統合により、従業員は目の前のタスクに最も効果的な環境で作業でき、仕事を効率的にこなすために必要なすべてを確保できるようになります。
例えば、ユーザーは SAP Concur を使用してフライトを予約し、Joule は Microsoft Outlook のカレンダーをブロックできます。また、部門横断型チームで新製品の立ち上げに取り組んでいるプロダクトマネージャーは、Microsoft Teams で定期的にミーティングを行い、チームメンバーは Microsoft 365 で共同作業を行います。そして Joule の統合により、SAP SuccessFactors ソフトウェアに保存されているチームメンバーのスキルプロファイルと、SAP S/4HANA Cloud 上のコアビジネス情報にアクセスできます。この新しい統合により、プロダクトマネージャーは、数回のクエリだけで、チーム内でビジネス活動を調整することができます。

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Joule の分析インサイト
SAP Early Adopter Care
Joule は、既存のナビゲーション機能、会話機能、トランザクション機能に加えて、ビジネスユーザーがデータインサイトにアクセスしやすくなる機能を提供します。ビジネスユーザーは、SAP ビジネスアプリケーションから Joule に分析インサイトを求めるだけで、ユーザー自身のデータスキルや分析スキルに関係なく、即時、状況に合わせたわかりやすい回答を得ることができます。Joule の分析インサイトにより、あらゆる業務部門のユーザーが、十分な情報に基づいて迅速に意思決定を行い、より良いビジネス成果を得るために自信を持って行動することができます。

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ERPおよび財務における SAP Business AI
SAP S/4HANA Cloud Public Edition:Joule
一般提供
2024 年に複数のお客様やパートナーを対象に実施された早期導入プログラムの成功を受けて開始されたこの一般提供は、企業の運営方法を変革するという点で大きな一歩となりました。一般提供により、日常業務がシンプル化され、インタラクションがよりスムーズで効果的になりました。
この統合により、ユーザーは SAP ソリューションとより直感的にやり取りできるようになりました。ビジネスデータに関するインサイトや特定タスクの実行に関するガイダンスなど、情報を手作業で検索したり、複数のインターフェースを使いこなす必要はなく、必要なことを Joule に尋ねるだけで済みます。
Joule は多面的なユーザーエクスペリエンスを提供します。シームレスなタスク切り替えのためのアプリケーションへのクイックナビゲーションが可能になり、購買発注データや出荷データなどの重要データに関するインサイトを即時提供します。また、サポートが必要な時には、関連性の高いイネーブルメントコンテンツにユーザーを導くことで、タスクの実行を合理化します。
最近の調査によると、Joule のような AI ツールを利用する企業では、管理業務に費やす時間が 30% 削減されています。従業員はこの時間の節約により、付加価値の高い、戦略的な業務に専念できるようになります。

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SAP S/4HANA Cloud Public Edition:AI アシストクラウドBAdI・生成
ベータ版
拡張開発担当者は、SAP S/4HANA Cloud Public Edition 内でこの新しいアプリケーションを利用して、SAP および ABAP ナレッジへの依存度を減らしながら、実装時間とカスタマイズ効率を改善できます。
このアプリは適切なビジネスアドインを特定して、特定のビジネス目標のために実装可能なサンプルコードを自然言語で提供します。ユーザーはコード・リビジョン・コストの最大 5%* 削減を期待できるほか、クラウド・ビジネス・アドインに関連する質問への回答を即時得ることができます。

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SAP S/4HANA Cloud Private Edition の Joule:製品の拡張
一般提供
SAP S/4HANA Cloud Private Edition の Joule は、2024 年第 3 四半期にリリースされた後、第 4 四半期にいくつかの機能拡張が行われました。マスターデータへのアクセスが必要なサプライヤーや顧客は、アプリケーション内にとどまりながら、Joule にビジネスパートナーの詳細を照会するように要求することができます。プロジェクトシステムのユーザーは、Joule を使って、プロジェクトシステムのデータ収集とデータ連結を合理化し、複数のアプリケーションを開くことなく、選択したプロジェクト・システム・オブジェクトのマスターデータ、日付、ステータス情報に容易にアクセスできます。
SAP S/4HANA Cloud Private Edition に統合された Joule により、情報検索が最大 95% 速くなり、ナビゲーションタスクやトランザクションタスクも 90% 高速化されます。
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SAP S/4HANA Cloud Private Edition:AI アシストマスターデータガバナンス
一般提供
マスターデータ担当者は、自然言語でマスターデータの変更要求を作成または更新し、1 回の変更要求で、マスターデータに対し全ての更新の要約を生成できるようになりました。この機能により、マスターデータへの変更要求やそのレビューにかかる時間を大幅に短縮し、重要な変更を見逃すリスクを低減することで、マスターデータのデータ品質を向上させることができます。1 つの属性の変更を要求する際の労力は最大 50%*、変更要求をレビューする際の労力は最大 80%*、変更要求の処理を行う際の労力は最大 50%* の削減されることが期待できます。

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SAP S/4HANA Cloud Private Edition:AI アシスト受注フルフィルメントモニタリング
一般提供
販売部門は AI を利用して、受注フルフィルメントの問題をモニタリングし、迅速に解決できるようになりました。受注は自然言語でヘッダーレベルおよび明細レベルで要約され、フルフィルメントに問題があれば特定して解決し、受注の更新も可能です。これにより、透明性の高い伝票フローが実現します。
販売担当者はオーダーの精度と顧客満足度を高め、滞留している受注の追跡時間を 30%* 短縮し、受注の滞留によるフルフィルメントの遅延に関連する解約を 10%* 削減することが期待できます。

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SAP S/4HANA Cloud Private Edition 輸送管理:AI アシスト入庫処理
一般提供
出荷/納入管理者は、入庫や納品書の処理を自動化することでデータ入力エラーを防止し、トレーニングなしで多様な文書レイアウトを処理できます。この機能は、運送注文の検証を遅らせる可能性のある異常を検出し、紙ベースの運送伝票から関連情報を自動的に取得してシステムに登録します。
納品書のチェックを自動化し、ゲートでの手作業によるチェックを削減することで、手作業にかかる時間やトラックの待機時間が大幅に削減され、業務効率が向上します。出荷/納入管理者は、入荷伝票処理コストを 50%*、ヤードでのトラックのアイドル時間コストを 40%* 削減することが期待できます。

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SAP S/4HANA Cloud Private Edition 輸送管理:AI アシスト会話型プランニング
一般提供
計画担当者は、SAP S/4HANA Cloud Private Edition 輸送管理機能を使って、自然言語を使って包括的な輸送計画を作成できます。この新しい機能は、複雑なアクションチェーンをサポートし、計画ニーズと利用可能能力を対比させることで、輸送に関する複雑な意思決定をシンプル化します。これにより、輸送計画担当者の生産性が 10%* 向上することが期待できます。
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SAP S/4HANA Cloud Private Edition:契約未収金/未払金管理向け AI アシスト行動インサイト
一般提供
回収担当者はこの新しい機能を使って、支払リスクを予測し、リスクの高い顧客を特定することで、回収戦略を改善し、負債残高を削減できます。イベントの概要が広範囲にわたって提供されるため、効率的かつ信頼性の高い顧客分析を実行でき、十分な情報に基づいて意思決定を行い、適切な措置をとることができます。この機能により、顧客の売上債権回転日数 (DSO) が最大 3.5%*、回収不能売掛金損金処理が 5%*、顧客への請求、与信、回収にかかるコストが 1%* 削減されることが期待できます。

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最新の製品イノベーションの詳細については、こちらのビデオをご覧ください。

人事管理における SAP Business AI
SAP SuccessFactors ソリューション:AI アシストライティング – テキスト分析とコンテンツ翻訳
一般提供
人事管理部は、従業員へのフィードバックからプロファイルの更新にいたるまで、文章作成にかかる時間を節約できるようになります。既存の AI アシストライティング機能に、新たに追加されたテキスト分析機能により、従業員は注意深く言葉を選んで人事プロファイル、目標、コメントなどを作成できます。この機能は、各テキストボックス、プロンプト入力、生成 AI 出力に対して安全スキャンを実行し、バイアスを検出し、偏見、差別、その他中傷に当たるとしてフラグが付いた言語には、代替テキストを提案します。

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新たな翻訳機能も利用可能です。この機能は、SAP SuccessFactors 内のテキストを翻訳し、複数の言語間で主要なメッセージとトーンを維持するのに役立ちます。
これら 2 つの機能により、人事部マネージャーは従業員フィードバックの作成にかかる時間を最大 65%* 節約することが期待できます。
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SAP SuccessFactors Performance & Goals:360 度評価詳細レポートへの AI アシストインサイト
一般提供
360 度評価詳細レポートは、従業員とマネージャーに対して、スキルやコンピテンシーごとにまとめた概要、キーポイント、成長のための推奨事項など、従業員のパフォーマンスに関する詳細なインサイトを提供します。広範なフィードバックソースからパーソナライズされた分析を提供するため、従業員は強みや改善の余地のある領域を特定でき、マネージャーはチームの能力を効果的に評価できます。
この機能により、企業は従業員のパフォーマンスを最大 20%*、従業員の定着率を最大 10%* 改善することが期待できます。

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SAP SuccessFactors Opportunity Marketplace:アサインメント作成用 AI アシストスキル推論
一般提供
アサインメント担当者と共同担当者が、アサインメントを効果的に作成または編集できるようになりました。この新機能により、アサインメントの説明品質の向上により申込みが増加し、組織全体で意義ある機会が適宜示されるようになります。この機能により、アサインメント作成時間最大 90%* の短縮、スキルマッチング最大 30%* 改善され、意図しないバイアスが最大 25%* 削減されることが期待できます。

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SAP SuccessFactors Succession & Development:AI アシスト・キャリア・インサイト
一般提供
従業員が AI アシスト・キャリア・インサイト機能を活用することで、個々に適したガイダンス、関連コースの推奨、メンターとのつながり、構造化された開発目標を得ることができ、目標とするポジションに必要なスキルを習得できます。さらに、コンテンツを迅速に翻訳できるため、コストのかかる翻訳会社への依存度を減らし、効率的なグローバルコミュニケーションが促進されます。企業は従業員エンゲージメントを最大 25%* 改善し、スキルアップにかかる時間を最大 30%* 削減することが期待できます。

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SAP SuccessFactors Opportunity Marketplace:AI アシストアサインメント作成
一般提供
採用担当者は、カスタマイズされた要件を生成し、アサインメントの品質を向上させ、社内の人材と会社のニーズを効率的にマッチングさせることで、採用プロセスを合理化できます。この機能により、手作業を削減し、社内公募を強化し、採用活動に集中することが可能です。職務記述書の作成にかかる時間とコストを最大 90%* 削減し、スキルマッチングを 30%* 改善できます。

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SAP SuccessFactors Recruiting:求人サイトでの AI アシストジョブスキル
一般提供
志願者は、履歴書をアップロードし、ジョブレコメンデーションを受け、履歴書と職務要件とのスキルマッチを確認できるようになり、透明性と明瞭性が向上します。これにより、志願者の適性に真にマッチする職務を見つけるチャンスが増加し、志願者のスキルと職務要件との合致において透明性と説明可能性が高まり、手作業による検索時間が削減されます。この結果、採用精度が最大 30%* 向上し、バイアスのかかった採用が最大 30%* 削減されます。
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SAP SuccessFactors ソリューション:AI アシスト Microsoft Teams アプリチャット
一般提供
ユーザーは Microsoft Teams で自然言語を使って SAP SuccessFactors アプリとやり取りし、人事トランザクションを開始したり、個人データを確認したりできます。これは、AI を使用してユーザー入力と利用可能なクイックアクションをマッピングすることに的を絞った機能です。
システムは常に、ユーザーのリクエストと特定の人事トランザクションをマッチさせようとします。つまり、応答はトランザクションとのマッチに成功するか、自由回答なしでマッチなしを返すかのいずれかです。システムは、自由形式の会話を行うのではなく、利用可能なクイックアクションに基づいて構造化された明確な結果を提供するように設計されています。この新機能により、よく使用されるトランザクションへのアクセスが高速化され、アプリナビゲーションが改善され、正しいトランザクションの検索にかかる時間とコストが 90%* 削減され、生産性が 30%* 向上します。

アクセスはこちらへ。
さらに、Jouleには15 以上の新機能が追加されました。例えば、新入社員、採用担当者、人事部門の社員たちは、より魅力的な方法でオンボーディング作業を進め、オンボーディングプロセスを合理化して生産性を高めることができます。
最新の製品イノベーションの詳細については、以下のビデオをご覧ください。

IT およびプラットフォームにおける SAP Business AI
Document Information Extraction, premium edition:製品の拡張
一般提供
SAP Business Technology Platform (SAP BTP) で利用できる Document Information Extraction サービスは、あらゆる文書用の簡易拡張機能を備えており、40 を超える言語で文書処理ユースケースをエンドツーエンドで自動化し、拡張するのに役立ちます。
2024 年末、SAP は、Document Information Extraction, premium edition で利用できる生成 AI 機能を、無償利用枠オプションに追加したことを発表しました。これには、大規模なモデルトレーニングなしで文書からビジネス関連エンティティを自動抽出する機能、ユーザーの修正に基づく即時学習機能、組み込みの文書分類機能などが含まれます。Document Information Extraction, premium edition の無償利用枠オプションでは、毎月 50 ページの文書を無料で処理できるため、誰もがサービスを試し、追加料金なしで利用を開始できます。何百、何千もの文書を処理する使用頻度の高いお客様には、このサービスを 30% 値下げしてお求めやすい価格でご提供しています。

新価格についてはこちらをご覧ください。また、製品ドキュメントはこちらのリンクからご覧いただけます。
Generative AI Hub:製品の拡張
一般提供
開発者は SAP AI Core と SAP AI Launchpad の Generative AI Hub を利用して、統制された環境内で市場をリードする大規模言語モデル (LLM) にアクセスし、AI モデルを安全に、かつ高いコスト効率で実行し、SAP アプリケーション向け生成 AI ユースケースからの価値創造を最大化できます。
SAP は第 4 四半期に、Generative AI Hub のオーケストレーションモジュールにグラウンディング機能を追加しました。この機能により、ベクトルデータベースを介した専門データの検索が可能になり、外部データと文脈関連データを使用した検索プロセスのグラウンディングが実現します。生成 AI 機能と正確なリアルタイムデータを使用する機能が組み合わされることで、特定の AI 主導型ソリューションの意思決定とビジネスオペレーションが強化されます。このデータは、一般的な素材でトレーニングされた事前トレーニングモデルの自然言語処理を補完します。パイプライン AI は SAP AI Core の Generative AI Hub を介し、SAP HANA マネージドデータベースなどのベクトルストアを組み込みます。

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また、SAP の Generative AI Hub を通じて Amazon の新しい基盤モデル(Amazon Nova Micro、Amazon Nova Lite、Amazon Nova Pro)が即時利用可能になったことも発表されました。これらは、既存の Amazon Bedrock から Anthropic Claude および Amazon Titan モデルへのアクセスに加わります。

最後に、SAP はSAP Cloud SDK for AI をリリースしました。この SDK によって、開発者は SAP の Generative AI Hub を使用して、チャット補完などの AI 機能を Java ベースのビジネスアプリケーションにシームレスに統合できます。開発者は、テンプレート、グラウンディング、データマスキング、コンテンツフィルタリングなどの強力な機能を利用して、インテリジェントなアプリケーションを構築できます。この SDK により、SAP AI Core のセットアップとインタラクションがシンプル化されるため、開発者は AI 統合を通じた価値の実現に注力できます。
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SAP Build Work Zone:Joule
一般提供
ビジネスユーザーは、単一のインターフェースから複数のバックエンドシステムのデータに容易に接続できるという、ユニークな価値を体験できるようになりました。これは、パーソナライズされた魅力的なビジネスサイトを作成するためのローコードツールである SAP Build Work Zone に Joule が統合されたためです。Joule は、サポートされているあらゆるシステムから回答やインサイトを提供できるため、ツール間を切り替える必要なく、ナビゲーションタスクやトランザクションタスクを最大 90%* 速く実行できます。これにより、SAP Build Work Zone のユーザーは、関連するすべての情報とアプリケーションを一カ所で入手できます。

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SAP Build Code:プロジェクトのコード検索
一般提供
生成 AI を活用したコード開発ソリューションである SAP Build Code により、開発者は最大 30%* 速くアプリケーションを構築し、同様に最大 30%* 開発コストを削減できる可能性があります。Joule を組み込むことで、Java および JavaScript に最適な合理化された環境が提供され、コーディング、テスト、統合、アプリケーションライフサイクル管理がサポートされます。第 4 四半期以降、開発者は Joule を使用して自然言語クエリでプロジェクト内の特定コードを検索できるようになり、アプリケーションの開発をさらにスピードアップしています。

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SAP Signavio Process Collaboration Hub:Joule
SAP Early Adopter Care
SAP Early Adopter Care プログラムの一部として SAP Signavio で Joule を利用可能になりました。これにより、直感的な自然言語検索、ベストプラクティス KPI の推奨、製品を理解するための詳細なヘルプページが提供され、ユーザーエクスペリエンスが強化されました。重要な指標へのアクセスが簡素化され、データに基づく迅速な意思決定やプロセス改善が可能になり、情報検索が最大 95%*、タスク実行が最大 90%* 迅速化しました。

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SAP Build の Joule Studio
ベータ版
SAP Build の Joule Studioにより、Joule はさらに柔軟で価値あるものに変わりつつあります。開発者はドラッグ・アンド・ドロップ・ツールでカスタム Joule スキルを作成および展開し、Joule をサードパーティのソフトウェアと統合することで、Joule のメリットを組織固有のワークフローに広げることができます。開発者は、ビジネスユーザーの生産性を最大 20%* 向上することが期待できます。

一般提供は2025年第1四半期に予定されています。
セールス、サービス、マーケティング、コマースにおけるSAP Business AI
SAP Enterprise Service Management:AI アシスト・バックエンド・エンティティ抽出
一般提供
SAP Enterprise Service Management の AI アシスト・バックエンド・エンティティ抽出により、ケース処理のスピードが向上し、エンティティの作成が効率化されることで、シェアード・サービス・エージェントの手作業を削減できます。この新機能は、請求書 ID、契約アカウントなどの関連 ID を電子メールなどのドキュメントから自動的に抽出し、SAP S/4HANA Cloud などの SAP ソリューション向けに非構造化テキストを構造化データに変換します。シェアード・サービス・スタッフの生産性が最大 50%* 向上し、繰り返しケースが最大 30%* 削減されることが期待できます。

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SAP Emarsys Customer Engagement:AI アシスト件名ジェネレーター
一般提供
SAP Emarsys Customer Engagement に搭載された生成 AI 機能により、マーケティング担当者はテキストプロンプトを使用して、コンテンツに基づいて件名のアイデアを生成し、魅力的な電子メールキャンペーンを作成できます。特定の個人に合わせた言葉遣い、絵文字、季節との関連性を考慮して件名を改善し、データに基づく意思決定を行うための効率的な A/B テストが可能です。この機能により、キャンペーン作成コストが 10%* 削減され、マーケティング投資利益率が最大 20%* 増加します。

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SAP CX AI Toolkit:製品の拡張
一般提供
販売担当者は、SAP CX AI ToolkitのインテリジェントなQ&A機能を活用し、SAP Service Cloud Version 2のケースをデータソースとして質問に対するAIによる回答を生成できます。これにより、販売担当者は生産性を5%向上させ、成約率を1%、初回解決率を8%引き上げることができます。

追加でリリースされた拡張機能は、セールス、サービス、コマース向けにカスタマイズされています。SAP CX AI Toolkit は現在、AI ツールビルダーで SAP Commerce Cloud および SAP Customer Data Platform のデータソースをサポートしています。また、複数言語での製品の新規属性の生成および既存属性の新規値の検出、複数言語での製品の説明の生成および翻訳もサポートしています。SAP CX AI Toolkit は現在、SAP Sales and Service Cloud Version 2 内の埋め込みパネルとして利用できます。
SAP CX AI Toolkit の機能についてはこちら、最新イノベーションの完全リストについてはこちらをご覧ください。
SAP Sales Cloud Version 2:Joule
SAP Early Adopter Care
販売部門は、SAP Sales Cloud Version 2 に組み込まれた Joule を使用して生産性を向上させることができます。生成 AI 機能により、インテリジェントなレコメンデーションと状況に即した検索結果が迅速に提供されることで、生産性が向上します。ユーザーは、検索を50%* 速く実行し、アプリケーションを 30%* 効率的に操作できることで、関連性の高い顧客や取引データに迅速にアクセスできます。これにより、販売プロセスが合理化され、社内の生産性と顧客対応の両方が改善されます。

ご利用をご希望の場合はこちら、SAP Early Adopter Care プログラムのご登録についてはこちらにアクセスしてください。
産業における SAP Business AI
SAP Market Communication for Utilitie:AIアシストCONTRLメッセージ説明
一般提供
この新機能は、ドイツのエネルギー市場において、EDIFACT でエンコードされたエラーメッセージの自然言語による説明を提供することで、顧客エージェントのエラー処理のシンプル化を支援します。顧客エージェントは、市場パートナーとの連携時に、エラーメッセージを直接処理できるため、処理時間を大幅に削減し、エラー分析に高いスキルを持つ専門家への依存度を大幅に減らすことができます。その結果、エラー解決に要する業務コストを最大 50%* 削減し、エラー分析ケースの処理時間を最大 60%* 短縮することができます。

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SAP® Batch Release Hub for Life Sciences:AI アシスト・カスタム・リリース・チェック
一般提供
製薬業界において、バッチリリースプロセスを監視する有資格者は、カスタムリリースチェックの添付文書に対する AI ベース分析により、大幅に効率性を向上させることができます。この機能により、AI で生成された結果が UI に直接表示されるため、有資格者は大量の文書を検索する必要がなくなり、手作業が削減されます。これにより、有資格者は推奨事項の確認やコンプライアンスの確保に集中できます。この機能により、有資格者の生産性が最大 60%* 改善され、バッチリリースプロセスの速度と精度が向上し、最終的にコンプライアンス、品質、およびユーザーエクスペリエンス全体が向上します。

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調達・購買における SAP Business AI
Concur Travel:AI アシスト・フライト・レコメンデーション
一般提供
Concur Travel を活用する出張者が、新しい「Best Flights for You」機能のメリットを享受できるようになりました。この機能は、ポイントカードや利用可能オプションなどの要素に基づいて AI が提案する、ポリシーに準拠したフライトを最大 3 つ表示します。この厳選機能により、最も適したフライトが表示され、ユーザーの時間が節約されます。利用可能なすべてのオプションから選ぶ必要はありません。必要に応じて完全なリストにアクセスすることもできます。この機能は、ポリシーへの準拠を最適化し、予約プロセスを合理化することで、ユーザーエクスペリエンス全体を強化し、出張者の効率を向上させます。

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Concur Expense:Joule
SAP Early Adopter Care
出張者は Concur Expense で Joule を活用することで、経費管理をシンプルかつ効率的に行い、最小限の労力で迅速に提出可能な経費レポートを作成できます。この統合により、ポリシーアラートやレポートの差戻しが減少し、確認および承認に要する時間が大幅に短縮されます。情報検索を最大 95%*、タスク実行は最大 90%* 迅速化され、従業員満足度の向上、コンプライアンスの強化、そして組織全体で時間とコストの大幅な削減が期待できます。

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