PwCとSAP、企業のESGおよびネットゼロの目標達成を支援する 新たなイノベーション戦略を開始

プレスリリース

(本リリースは、12月5日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

PwCとSAP SE(NYSE:SAP)は、サステナビリティを標準的なビジネスオペレーションの不可欠な要素とすることを目的とした、新たな共同イノベーション戦略を発表しました。この戦略は、環境、社会、ガバナンス(ESG)の主要なビジネス課題に対処するための信頼のおけるソリューションの創造を目指すものです。

新しいESG戦略は、80カ国以上のクライアントにビジネス変革ソリューションを提供し成功を収めてきたPwCとSAP既存の提携の強みを生かした取り組みです。

この戦略には、PwCのESGと会計に関する深い専門知識を活用して作成された共同イノベーションソリューションが含まれ、企業の事業活動を通じて、信頼性が高く、監査可能で検証可能なESG指標の適用を可能にすることを目的としています。具体的に、PwCとSAPは共同で、組織がコンプライアンス要件を満たし、成長を促進して、顧客や投資家の高まる期待を支えるために必要なソリューションとして、SAP® Cloud for Sustainable Enterprises、SAP® Sustainability Control TowerSAP® Product Footprint Managementを活用できるよう支援します。また、ネットゼロ戦略やサステナビリティレポートの将来像を形作る点でも、お客様を支援します。

PwCとSAPの戦略には、取引の最適化や税額控除の認識から第三者のリスク管理や競合分析に至るまで、企業全体のESG戦略を網羅するソリューションが含まれています。また、ESG、ネットゼロ、サステナビリティレポートに関する3つの最重要課題領域も取り上げられます。

  • 報告・開示:投資家向け炭素測定データの重要な報告および投資家、金融機関、規制当局、顧客からの開示要件を満たすよう支援します。
  • サステナビリティの実現に向けて、炭素課題などのESG指標を、取引、資本配分、税務などの業務に組み込む支援。
  • サプライチェーンのリスク管理モニタリング、コンプライアンス、およびサプライヤーが組織のパフォーマンスに与える影響を網羅するESG対策の支援を拡大

PwCドイツがSAP® Business Technology Platformをベースに開発し、受賞歴を持つClimate Excellenceツールは、ESGイノベーションを市場に投入する上で、両社の協力関係の強さを実証するものです。

PwCとSAPは、欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)および国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が課す報告および監査可能性要件に企業が対応するための支援に取り組んでいます。また、米国証券取引委員会(SEC)が提案する関連規則への準拠もサポートしています。PwCとSAPが提供するソリューションは、顧客が将来の持続可能な企業を運営・成長させるために必要な、リアルタイムかつデータ駆動型の環境を実現します。

PwCグローバルの会長であるボブ・モリッツは、次のように述べています。「ESGはビジネス上の必須要件となっており、PwCのグローバル戦略『The New Equation』の中核をなすもので、クライアントがステークホルダーと信頼を構築し、持続的な成長を実現できるようにすることを目的としています。ESGの報告・開示に関する新たな要件が設けられつつあり、透明性の向上は信頼構築のために不可欠です。この信念は、SAPとの新たな共同イノベーション戦略の中核であり、ESGソリューション開発に特化した協力関係を拡大するものです。PwCは、企業がESGの目標を達成するために必要な要件を実現できるよう、精力的に活動してきました。我々の専門知識と信頼と誠実さに対する評判をSAPのテクノロジープラットフォームと組み合わせることで、ESGと持続可能性へのコミットメントを満たす上で組織が抱える課題に対応するため、より幅広い能力とソリューションをもたらすことができるでしょう」

SAP CEO兼エグゼクティブ・ボード・メンバーのクリスチャン・クラインは、次のように述べています。「すべての組織がサステナビリティの目標を達成し、ポジティブな変化を推進するための鍵は、透明性です。私たちのコラボレーションは、PwCの深い業界専門知識と顧客洞察力、そして当社の主要なサステナビリティ・テクノロジー・ポートフォリオを融合させるものです。その結果、ESGの透明性を高めることで、企業はビジネスモデルを改革し、世界が緊急に必要としている持続可能な成果を実現することができるのです」

以上

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PwCは、社会における信頼を構築し、重要な課題を解決することをPurpose(存在意義)としています。私たちは、世界152カ国に及ぶグローバルネットワークに約328,000人のスタッフを擁し、高品質な監査、税務、アドバイザリーサービスを提供しています。詳細はwww.pwc.comをご覧ください。

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SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えており、世界中の商取引売上の87%は、SAPのお客様によって生み出されています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中でき、持続可能な成長を実現する企業のあり方である「サステナブル・インテリジェント・エンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com

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