Zespri社、SAPクラウドソリューションを複数年契約で採用


プロセスの標準化と自動化、効率の向上、および成長とイノベーションのためのプラットフォーム提供を目的とし、キウイフルーツの世界最大手企業がSAP S/4HANA®, private cloud editionを採用


(本リリースは、1月28日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

 SAP SE(NYSE:SAP)は、キウイフルーツの世界最大手企業であるZespri International(ゼスプリ インターナショナル)社が、世界でもいち早くSAP S/4HANA®, private cloud editionを活用するお客様のうちの1社となることを発表しました。この新しいソリューションは、最近発表された「RISE with SAP」というビジネス変革を提供するサービスの主要な部分を構成します。これによりZespri社は、同社の急速な成長をサポートするために必要な、組織全体のプロセスの標準化と自動化、効率の向上、成長とイノベーションのためのプラットフォーム提供を実現できます。

ニュージーランドのマウント・マンガヌイに本拠地を置く、生産者所有企業のZespri社は、SAP S/4HANA, private cloud editionへの移行、複数のSAP® Digital Supply Chainアプリケーション(SAP® Global Trade Services、SAP® Integrated Business Planning(IBP)、SAP® Logistics Business Networkなど)の導入を含む、Zespri社のグローバルなサプライチェーンプロセスの変革をサポートする複数年契約に署名しました。

さらに、Zespri社はSAP® Analytics CloudSAP® Integration SuiteSAP® Extension Suite、さらにOpenText(オープンテキスト)社Tricentis(トライセンティス)社Celonis(セロニス)社のSAP推奨パートナーソリューションも導入します。

これらの技術が、運用をデジタル化し、効率を向上させて売上を伸ばすというZespri社の野心的な4年計画のHorizon変革プログラムを支えます。

Zespri社の高品質なキウイフルーツへの強い需要が業界の成長を促進し、2019/20期には世界全体の売上が31億4,000万NZDに達しました[1]。長期的には、業界全体で2019/20期には1億6,440万トレーだったキウイフルーツの世界的な供給量が、2030年までに2億8,000万トレーまで増加するという予測を立てています[2]

Zespri社の最高デジタル責任者デイブ・スカリン(Dave Scullin)氏は、この発表へのコメントとして次のように述べています。「ZespriのHorizonプログラムは、近年の大幅な成長を経験するよりはるか前の20年前に設計されたレガシーシステムとプロセスを刷新し、当社の運営方法を変革します。当社の新しいSAP環境により、財務からサプライチェーン、生産者イネーブルメントおよびエンゲージメント、売上、事業計画まで、ビジネス全体のシステムとプロセスが変革されます。これにより、当社が成長し、今後数十年間にわたって業界の売上を維持する能力が強化されます」

現在、キウイフルーツに対する世界的な需要は供給を上回っています。味が良く栄養価の高い商品を求める健康志向の消費者が増加していることが、その要因です。

スカリン氏は次のように述べています。「Zespri社は急速に成長している大規模企業であり、次の段階の成長を促進するための成熟したプロセスとシステムを必要としています。SAPの標準化されたコアプラットフォームはそれ自体も革新的ですが、これによってSAPのクラウドロードマップを活用し、迅速にイノベーションを導入できるようになります」

Zespri社は現在、SAP環境をMicrosoft Azureパブリッククラウド上で運用していますが、SAP S/4HANA, private cloud editionに移行する予定です。Azureはエンタープライズインフラストラクチャで引き続き使用し、MicrosoftとSAPを最大限に活用します。

Zespri社のSAP S/4HANA, private cloud editionへの移行は、ソフトウェア、インフラストラクチャ、技術運用が1つの契約で提供される、インテリジェントエンタープライズ向けのSAPの新しいコンシェルジュサービスRISE with SAPの発表を受けて決定されました。SAP S/4HANA, private cloud editionは、新しいRise with SAPサービスの主要な部分を構成します。

Business Transformation as-a-Service(サービスとしてのビジネス変革)を提供するように設計され、顧客ごとの特定のニーズに応じてカスタマイズされるRise with SAPには、ビジネスプロセスの再設計、技術的移行サポート、SAPのビジネス・テクノロジー・プラットフォーム、SAP Business Network、最適なSAP S/4HANA Cloudデプロイメントモデルおよびハイパースケーラーが含まれます。

さらに、スカリン氏は次のように述べています。「柔軟性と拡張性が向上し、イノベーションサイクルが迅速化されるクラウドへの移行は、当社にとって戦略上の重要な決断でした。SAPのプライベートクラウド機能はここ数年で大幅に成熟しています。特に目覚ましいのが顧客の柔軟性、サービスレベルのセキュリティと自動化であり、新しいSAP S/4HANA, private cloud editionは長期的に当社のビジネスに最適です。これにより、私たちは基盤となるインフラストラクチャとコンピューティングプラットフォームが安全かつ安定し、利用可能であることを把握した上で、自社のプロセスとシステムの変革に集中できます。

この変革では、標準システムに移行することでビジネス上のリスクが軽減されるだけでなく、より多くのデータを収集して分析できるようになり、サプライチェーン計画の精度および出荷と市場分割に関する意思決定が改善されます」

SAPニュージーランドのマネージングディレクター、フィル・キャメロン(Phil Cameron)は次のように述べています。「当社では、ビジネスの未来はクラウドにあるということを明確にしているため、Zespri社のように長期の関係を築き、インテリジェントエンタープライズを目指してともに前進できるお客様に出会えたことを光栄に思います。新しいSAP S/4HANA, private cloud editionは価値実現を迅速化し、Zespri社が新たなビジネス機会をとらえ、変化にすばやく対応できるようにします。さらに、IoTから予測分析まで、最新のインテリジェントテクノロジーを活用するイノベーションのプラットフォームを提供します。

昨年の出来事により、回復力と迅速な適応力の重要性が浮き彫りになりましたが、これらはクラウドへの移行によって得られる主なメリットです。SAP S/4HANA, private cloud editionへの移行によって、Zespri社はプラットフォームに組み込まれている新しいテクノロジーをすばやく活用して自動化の促進と収益性の向上を図り、さらに成長することができます」

導入は、Deloitte NZ(デロイト・ニュージーランド)社を含むパートナーのコンソーシアムが、Accenture(アクセンチュア)社傘下のZAG社とのパートナーシップにおいて実施します。プロジェクトはいくつかのフェーズに分割され、2021年2月に開始される予定の最初のデジタルコアの構築フェーズでは、まず財務およびサプライチェーンプロセスに重点を置き、その後、統合ビジネスプランニングとセールスイネーブルメントに進みます。

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以上

 

[1] 2019年には、世界中で435万トンのキウイフルーツが生産されました。世界的な需要増加を受け、生産量は2025年までに590万トンに上ると見込まれています。世界のキウイフルーツ総生産量の約10%、輸出用では約95%がニュージーランドで生産されています。2019年のニュージーランドの生鮮果物輸出量のうち、キウイフルーツの輸出が3分の2を占めています。

[2] Zespri社「5-Year Outlook(今後5年間の見通し)」文書(2021年)

 

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