(本リリースは、5月18日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
SAP SE(NYSE:SAP)は、デンバー都市圏の一部であるアラパホ郡がSAP S/4HANA®への移行を予定どおりに予算内で完了し、公共セクターにおけるテクノロジーリーダーとしての地位が強化されたことを発表しました。
SAP North Americaのシニアバイスプレジデント兼規制業界担当マネージングディレクターであるブライアン・ローチ(Brian Roach)は次のように述べています。「アラパホ郡のSAP S/4HANAへの移行は、州および地方自治体が新しいテクノロジーとデジタル機能を迅速に活用することで内部業務を変革し、市民にメリットをもたらす方法を示すものです」
この取り組みは、アラパホ郡が策定した5年間の戦略計画の一環で、予算と支出の傾向の可視化、予算予測の改善、レポート作成や経費処理にかかる時間の短縮に加え、同郡の財務、人事、給与の各プロセスをサポートするシステム内におけるユーザーエクスペリエンスの向上を目的としています。
アラパホ郡の財務責任者であるトッド・ウィーバー(Todd Weaver)氏は次のように述べています。「責任を持って郡の資金を管理し、可能な限り効率的に運営することは、市民に対する私たちの義務です。新しいプラットフォームに移行することで、この実現を目指します」
SAP S/4HANAへの移行は、コロラド州で3番目に大きな郡が、効率的かつ効果的な運営を継続し、市民、従業員、ステークホルダーのニーズを満たすとともに、アナリティクス、助成金および資金管理、予算プロセス、バックオフィスプロセスの自動化、ユーザーセルフサービスなどを今後さらに改善していくためのものです。
アラパホ郡のSAPビジネスオペレーションマネージャーを務めるジョン・ラジェウィッチ(Jon Rajewich)氏は次のように述べています。「SAP S/4HANAへの移行は、財務分析や予測ツールへの需要、来たる標準サポート終了による保守コストの増加、今後数年間に予定されている同じリソースを必要とする他プロジェクトのスケジュールなど、多くの要因が動機となっていました。SAP S/4HANAのおかげで、ビジネスプロセスを改善し、SAP S/4HANAで利用できる新機能をすぐに活かせるプラットフォームを手にすることができました」
アラパホ郡は、約20年分の財務活動の傾向把握とレポート作成を行うために、財務履歴全体を移行しました。レガシーシステムからSAP S/4HANAに移行することで、従業員と意思決定者が業務レポートや分析レポートにアクセスしやすくなるほか、過去のデータを操作または活用する際のユーザーエクスペリエンスも向上します。
ABeam Consulting(アビームコンサルティング)社とcbs Corporate Business Solutions社は、予算と技術的な課題を克服しながら、SAP S/4HANAの多くの新しいメリットをもたらすことができる、革新的かつ手ごろな価格のアプローチを設計しました。例えば、選択データ移行によって、業務への影響を最小限に抑えながら柔軟にデータを移行できます。
また、同郡は、SAPのセルフサービス調達機能を導入し、ビジネスパートナーである顧客やベンダーのシステムを統合し、使いやすいレポート作成機能を備えた組み込みアナリティクスを導入しました。このようなレポート機能の強化により、郡政府は予算予測、長期予算分析、支出分析、予算対実績分析などのリアルタイムデータを活用できます。
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