こんにちは。プロボノプロジェクトアンバサダーです。
2024年度のプロボノプロジェクトは、10月28日の成果発表会をもって完了いたしました。
今年も、活動に参加した社員の皆さん、サポートしてくださった認定NPO法人 サービスグラント様のご尽力により、素晴らしい成果を挙げることができました。
今回はプロボノプロジェクト成果発表会の様子を成果レポートとしてお届けします。
セッションの冒頭では、代表取締役社長の鈴木からのビデオメッセージが公開されました。
今年のプロボノプロジェクトに参加した社員に感謝するとともに、各団体への支援を通じて社会に具体的な貢献ができたことを誇りに思うこと、また、参加者の皆さんがプロジェクトを通じて得た経験や新たな視点を、今後の業務や挑戦に活かすことを期待しています、とのコメントをいただきました。
SAPジャパン・プロボノプロジェクトの概要
SAPジャパンのプロボノプロジェクトについて、改めてご紹介いたします。
このプロジェクトは、私たちSAP社員が持つ専門的なスキルや経験を活かして、社会課題の解決に貢献することを目的としています。特に、支援する団体の業務を一時的にサポートするのではなく、運営基盤を強化するような支援を行うことに焦点を当てています。
今年度は、NPO法人BASE様、一般社団法人Global Oncology Trials Japan様という二つの団体に支援を提供しました。17名の社員が参加し、5月下旬から約三ヶ月半の間、各団体の業務効率化やマーケティング調査、活動の言語化などに取り組みました。
本年度の活動内容
一般社団法人Global Oncology Trials Japan(新しいガン治療)
プロボノメンバー:王 霊元 | 中村 美海 | 高木 真弘 | 松尾 佳奈 | 福谷 莉菜 | 大野 健 | 佐々木 素子 | 藤原 夏姫 | 村上 怜奈
一般社団法人Global Oncology Trials Japan(GOTJ)様では、規模拡大に伴う人員および業務の増加に対応するための業務の効率化、組織体制の整備、タスクの優先順位付けに課題を抱えていました。
この課題に対しチームでは、GOTJ様への定期的なヒアリングをベースに、業務効率化のためのプロトタイプを作成し、中間発表でフィードバックを得て、さらなるブラッシュアップを行いました。
最終成果物として、文書テンプレート、フォルダー構成案、ファイル命名規則を含めたSOP(標準手順書)、学会タスクおよび契約の管理を行うためのエクセルの改善提案及び使い方に関する動画を提供いたしました。
参加メンバーから、良い点として、「知らない知識を知れたことが面白かった」、「SAP社内外の新たな出会いが刺激的だった」、
「自分のスキルがお客様に貢献できた実感が持てた」という声、困難を感じた点として、「通常業務との並行」、「大人数チームでの活動ペースをつかむことや、具体的な課題を明確にするフェーズが難しかった」、という声がありました。
また、GOTJの藤原恵一様、本田様、藤原紀子様よりビデオメッセージにて、「医療とは関係のない分野の人々と共同作業ができた経験に感銘を受け、誠実な支援に感謝しています」、「提供された成果物が明確で役立つものであり、特にタスク管理の改善に感謝しています」とのお声をいただいております。
NPO法人BASE(精神疾患経験者の支援と居場所作り)
プロボノメンバー:前川 公弥 | 山下 洋史 | 仲村 さや | 今井 康雅 | 西山 凌雅 | 安富 茜 | 深見 奏子 | 須藤 泰良
NPO法人BASE様は、新規利用者の減少、一日の利用者が少ない、イベントへの参加者が少ない、活動の言語化ができていないなどの課題を抱えていました。
プロボノチームは、BASE様の事業所を訪問し、活動見学会や関係者へのインタビューを踏まえて、SAPオフィスでデザインシンキングを行い、団体の良さや特徴を知ってもらうためのディスカッションを行いました。デザインシンキングセッションでは、BASEの皆様の演劇の精度の高さに驚かされた、という声がありました。
最終的な成果物として、短期、中期、長期にわけたマーケティング基礎調査のアクションプラン立案、活動の言語化のためのチラシ案および団体説明文のドラフトを提供しました。
さらに、本プロジェクトのエグゼクティブスポンサーであるCFOの大倉から、参加メンバーがそれぞれの団体のゴールに寄り添い、試行錯誤しながら支援を行ったことを評価するコメントがありました。また、プロボノ活動が今後のビジネスにプラスになることを期待し、来年以降も活動を続け、仲間を増やしていくことを呼びかけていただきました。
このプロジェクトをサポートしてくださった認定NPO法人 サービスグラント様のご尽力にあらためて感謝いたします。
プロボノメンバーからのアンケート結果
参加者全員が「良い印象を持っている」と回答し、さらに「他の人にも勧めたい」と多くの方が答えています。「新たなスキルを身につけることができた」「異なる部門のメンバーと協力することで新しい視点を得られた」といった声が寄せられました。インターン生として参加したメンバーも積極的に活動に取り組み、良い経験ができたと述べています。
また、次回以降参加を検討される社員の皆さんに伝えたい点として、プロボノプロジェクトを通じて得られる価値について伺ったところ、主に以下の3点があげられました。
- 社会課題に対する感度を高めることができる
- 普段の業務とは異なる活動を通じて新しいスキルを身につけることができる
- 部門を超えたつながりを作ることができる
プロボノプロジェクトは、社会課題への感度を高め、新しいスキルを身につける絶好の機会です。部門を超えたつながりを作り、社会に貢献する喜びを感じることができます。
次年度もぜひ、多くの社員の皆さんの参加を期待しています。
CSRプロボノプロジェクトアンバサダー
丸山 勝史 | 安藤 豪 | 小林 絹代 | 高橋 純子 | 毛利 亮介 | 武田 倫邦 | 佐藤 志穂(サポーター) | 熊手 葉子
エグゼクティブスポンサー:大倉 裕史