(本リリースは、12月17日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

世界最大級の製薬研究調査会社であるBoehringer Ingelheim社は、SAP SE(NYSE:SAP)と連携してデジタル変革を推進しています。Boehringer Ingelheim社は、グローバルERPシステムのSAP S/4HANA®への移行を進めています。SAP S/4HANAは、財務、サプライチェーン、小売、オペレーション、品質管理の領域でデジタルコアを構築するための戦略的イニシアチブにおける中核的な要素となっています。

新システムは、ニュージーランドや南米などを含む41カ国の80社を超える会社と21カ所の生産拠点で、10月後半に本稼動が開始されました。進行中のグローバル変革は複数の市場で段階的に進められており、2025年までには完了する予定です。

これらの国では、ほぼ同時に、わずか4日間で本稼動が開始されました。世界中で600人を超える従業員が関与し、3,400を超えるテストスクリプトが実行されました。ブラウンフィールドアプローチを採用したこのプロジェクトでは、既存のERPシステムである「GBS」を、管理されたプロセスの中でSAP S/4HANAに1対1で変換するという特別な課題がありました。製薬業界では文書化に関する要件が数多く存在するため、現行のビジネスプロセスを再実装または中断することなく、既存のERPシステムを基盤とすることが特に重要でした。

Boehringer Ingelheim社のCIOを務めるマルクス・シュメルフェーダー(Markus Schümmelfeder)氏は次のように述べています。「SAP S/4HANAをデジタルコアとすることで、予測分析、AIベースのオートメーション、SAP® Asset Intelligence Networkなど、より多くのイノベーションを新しいユーザーエクスペリエンスと組み合わせて使用するための基盤が構築されました。Boehringer Ingelheimは、業界の中で常に先陣を切って新たな技術を導入しています」

SAP Germany SE & Co. KGのマネージングディレクターを務めるアレクサンダー・クラーゲル(Alexander Kläger)は次のように述べ、Boehringer Ingelheim社とのパートナーシップの重要性を強調しました。「医療システムの課題に対処するには、イノベーションに踏み出す勇気が必要です。Boehringer Ingelheim社は、デジタル変革の一環として重要なイノベーションを推進しており、SAPのテクノロジーがその基盤となっています。医療分野の企業との連携は、ビジネス上重要なだけでなく、社会的な義務であると考えています」

以上

 

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