(本リリースは、9月9日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
SAP SE(NYSE:SAP)は、ガートナー社が2021年に発行した「Magic Quadrant™ for Digital Commerce(デジタルコマース分野のマジック・クアドラント)」1レポートにおいて7回目のリーダーに認定されたことを発表しました。最新の2021年版レポートで、ガートナー社はSAPのコマースソリューションを含む17社のベンダーのソリューションを評価しました。
家電製品メーカーのDe’Longhi社、栄養製品の卸売業者であるKyani社、小売業者のAbrakadabra社といった世界の一流企業が、最近になって、パーソナライズ可能な充実したオムニチャネルのeコマースエクスペリエンスを提供するという目的で、信頼性が高く、かつ顧客の需要に合わせて拡張できるSAPソリューションの導入を決定しました。
SAPのコマースソリューション担当グローバル責任者を務めるヌーニョ・ペドロ(Nuno Pedro)は次のように述べています。「今回ガートナー社からリーダーとして評価を受けたことは、幅広い業界や地域の企業がコマースの対象範囲を拡大するにあたり、柔軟性を損なうことなくそれを実現するソリューションとしてSAP製品を選ぶことにつながっていると思います。SAPのデジタルコマースソリューションは、それぞれのお客様に合わせた快適でリアルタイムなエクスペリエンスを提供することで、業種や市場、ビジネスモデルを問わず、ビジネスを成功に導きます」
SAP® Commerce CloudとSAP® Upscale Commerceを含むSAPのデジタルコマースソリューションは、エンゲージメントを販売につながるパーソナルなモーメントに変え、より多くの顧客にコンバージョンさせることを支援します。2021年上半期にSAPのデジタルコマースソリューションを採用した企業は以下のとおりです。
- Hangcha Group社:世界でもトップ10に入る中国の大手フォークリフトメーカーです。フロントエンドの受注プロセスをシンプル化し、バックエンドのデジタルコアシステムを統合することにより、グループのビジネス変革を支え、売上を向上させる手段として、SAP Commerce Cloudを選択しました。
- JOY社:スウェーデンのファッション小売企業です。実店舗をすべて閉鎖し、eコマースとパーソナルなファッションアドバイスにのみフォーカスした事業運営を行っています。創業者グループによると、JOY社はAIとスローファッション(数シーズン続けて着ることができる、より持続可能性の高い衣料品)を基盤とし、次世代型eコマースを展開するスタートアップです。また、JOY社はクラウドベースのSAP Upscale CommerceソリューションとSAP® Emarsys Customer Engagementプラットフォームを組み合わせて導入した世界最初の企業でもあります。
- Perfumes y Esencias Fraiche社:香料を専門に扱うメキシコの企業です。複数の販売チャネルを介して2,000万人以上の顧客に商品を提供する同社は、SAP Commerce CloudとSAP® Marketing Cloudを選択しました。これらのソリューションを導入した同社は、顧客に合わせてパーソナライズした香料を販売する強固なデジタル戦略と数千の卸売業者により、オンラインプレゼンスを高めて新しい消費者のニーズに応えています。
- WAGO Kontakttechnik GmbH & Co. KG社:ドイツの大手電気接続部品メーカーであり、オートメーション用スプリングクランプのスペシャリストです。最近、クラウド変革の一環として、SAP Commerce Cloudソリューションを導入しました。SAP Commerce CloudをSAP Marketing CloudやSAP® ERPアプリケーションと統合することで、企業間取引(B2B)の顧客に優れたeコマースエクスペリエンスを提供する予定です。
- Wacker Chemie社:複数の業種に高度な特殊製品を提供するドイツの大手企業です。最近では、B2Bの新しいeコマースシステムとしてSAP Commerce Cloudを導入し、売上の増加と顧客満足度の向上を図っています。
SAPのデジタルコマースソリューションはSAP® Customer Experienceポートフォリオの一部であり、顧客データ、エクスペリエンスデータ、業務データと機械学習を組み合わせた、従来型のCRMソリューションと一線を画すソリューションです。
詳しくは、デジタルコマース分野を詳細に分析したガートナー社のレポートを無料でダウンロードしてご覧ください。
またSAPは、ガートナー社が2021年に発行した「Magic Quadrant for Sales Force Automation(セールスフォースオートメーション分野のマジック・クアドラント)」2でも3年連続でリーダーに認定されました。
詳しくは、セールスフォースオートメーション分野を詳細に分析したガートナー社のレポート(英語)を無料でダウンロードしてご覧ください。
さらに、SAPが買収したEmarsysも、2021年の「Magic Quadrant for Personalization Engines(パーソナライゼーションエンジン分野のマジック・クアドラント)」3において3年連続でリーダーに認定されています。
詳しくは、パーソナライゼーションエンジン分野を詳細に分析したガートナー社のレポートを無料でダウンロードしてご覧ください。
1.ガートナー社、「Magic Quadrant for Digital Commerce」、Jason Daigler、Yanna Dharmasthira、Sandy Shen、Penny Gillespie、Mike Lowndes、Aditya Vasudevan、2021年8月31日
2.ガートナー社、「Magic Quadrant for Sales Force Automation」、Adnan Zijadic、Ilona Hansen、Melissa Hilbert、Steve Rietberg、2021年8月4日
3.ガートナー社「Magic Quadrant for Personalization Engines」、Jason McNellis、Claire Tassin、Jennifer Polk、2021年7月19日
以上
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