(本記事は、12月12日に本社で掲載されたものです)
現在、企業は業務効率を向上させ競争力を維持しながら、市場の変化を先取りするという必要に迫られています。多くの企業が、これらの課題を克服し、クラウドで成功を収めるために SAP® Preferred Success を活用しており、これは、適切なパートナーシップが具体的な成果をもたらすことを実証しています。
2024 年、さまざまな業種のお客様が SAP の幅広いサービスを活用し、大きな成功を収めました。積極的なガイダンスや製品に関する専門知識、そしてスムーズな機能導入のための優先的なサポートやカスタマイズされた戦略など、SAP Preferred Success は、独自のビジネスニーズを満たすための継続的な最適化と革新的な技術強化を支援してきました。
その結果、企業は優れた俊敏性、リアルタイムの洞察、成長の加速、そしてユーザーエクスペリエンスの向上を実現しています。SAP Preferred Success を活用することで、お客様は2025 年以降もどのような成長を遂げられるのでしょうか。
Juniper Networks社:財務レジリエンス(回復力)とイノベーションの構築
人工知能 (AI) を活用したオペレーションのリーダー企業である Juniper Networks 社 は、急速な事業拡大に対応するため、財務報告・計画プロセスを最新化する必要がありました。同社は、SAP® Business Technology Platform (SAP BTP) を通じて SAP® Analytics Cloud ソリューションを導入し、リアルタイムでのインサイトの獲得とデータ統合の合理化を実現しました。これにより、手作業プロセスを排除し、より迅速で十分な情報に基づく意思決定が可能となりました。
接続性の問題解決、専門家によるトラブルシューティング、スムーズな本稼動など、円滑なソリューションの導入に役立つ重要なガイダンスを提供する上で、SAP Preferred Success standard editionは極めて重要な役割を果たしました。導入後も Juniper 社は、四半期ごとのアップデートを最大限に利用し、新しい AI 駆動型機能を採用するガイドとして SAP Preferred Success を活用しています。
「SAP Preferred Success では、製品のエキスパートに直接問い合わせて話すことができます。これにより、今後リリースされる機能をより詳しく理解し、その準備をすることができるので、リリース後には、その機能を十分に活用できます」と、Juniper Networks 社シニア・プロセス・マネージャーのキャスリーン・クアン (Kathleen Kuang) 氏は述べています。
Juniper Network 社は現在、俊敏性を維持しながら財務計画を継続的に強化するための高度な分析や事前対応策を講じたサポートを備え、事業全体のレジリエンスとイノベーションを推進しています。
ラスアルハイマ政府:デジタル社会の推進
ラスアルハイマ政府(RAK 政府)は、オンプレミスのソフトウェアからクラウド上の SAP SuccessFactors HCM に移行することで、人事組織を UAE の「We the UAE 2031」ビジョンに適合させようとしています。
このイニシアチブを支援するため、SAP SuccessFactors® HCM 向け SAP Preferred Success, expanded editionが提供されました。これにより、移行期間中、指定のカスタマー・サクセス・マネージャーと専門家による持続的なガイダンスが提供され、信頼性の高い接続、スムーズな本稼動、継続的な機能強化が実現しました。
「本稼動前、本稼動中、そして本稼動後も、SAP のカスタマー・サクセス・マネージャーがサポートしてくれたおかげで、プロジェクトは大成功を収めることができました」と、人事部テクニカルチームリーダーであるアーメド・アブデル・ハディ・トハミー (Ahmed Abdel Hady Tohamy) 氏は述べています。また、この SAP 製品スペシャリストは、ソリューションの質を高めるという付加価値も提供しました。
このExpanded editionにより、RAK 政府は、エンゲージメントを高め、イノベーションを促進し、レジリエンスを獲得できる十分な体制を整え、ラスアルハイマをアラブ首長国連邦におけるダイナミックで未来志向の社会として位置付ける努力を続けています。
Orora Beverage社:調達・購買業務の戦略的価値の最大化
持続可能なパッケージングソリューションのリーダーである Orora Beverage 社は、SAP Ariba ソリューションの可能性を最大限に引き出そうとしました。高度な機能の社内浸透率が低く、継続的なトレーニングの必要性に直面していた同社は、SAP Ariba® ソリューション向け SAP Preferred Success, expanded editionに注目しました。
パーソナライズされたトレーニング、インタラクティブなワークショップ、専用アドバイザリーサービスを通じて、Orora Beverage 社はソリューションの社内浸透率を上げ、調達・購買プロセスを合理化しました。優先順位の高い案件は迅速に解決され、生産性が向上しました。また、技術的調整や機能の有効化のために SAP の専門知識を直ぐに利用できるようになりました。
「SAP Ariba ソリューション向け SAP Preferred Success, expanded editionのおかげで、調達・購買のベストプラクティスを採用し、調達・購買プロセスから最高の価値を引き出すことに、より確信と機敏性を持てるようになりました。新機能を有効にするための支援を受けられ、優先度の高い問題に対処するために専門家に問い合わせることができますし、職務リソースからベストプラクティスについてアドバイスをもらえます」と、Orora Beverage社の最高調達責任者であるアヌープ・タクル (Anoop Thakur) 氏は述べています。
このサポートにより、Orora Beverage 社は調達・購買戦略を強化し、機敏性を高め、オペレーショナルエクセレンスを実現しました。
2025 年に向けて
これらのお客様事例は、SAP Preferred Success がいかに企業の課題をチャンスに変えるべく支援しているかを実証しています。SAP Preferred Success は、財務計画の最適化、デジタルトランスフォーメーションの推進、調達戦略の強化など、複雑な変革を進め、インパクトのある成果を達成し、オペレーショナルエクセレンスへの道を切り開く上で、信頼できるパートナーであり続けています。
2025 年も SAP Preferred Success は、市場の変動やテクノロジーを取り巻くニーズの高まりの中で、持続可能な成長と長期的な成功を目指し、企業の課題をチャンスに変える支援をしてまいります。
アンドレイア・ベッサ (Andreia Bessa) は SAP のエンタープライズ・クロスソリューション・セールス担当グローバルプログラムリーダーです。