SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)は、本日、「SAP Japan Customer Award 2020」の受賞企業/団体を発表しました。
SAPジャパンは、2032年までの中長期ビジョン「日本の『未来』を現実にする」ために、「お客様の成功にとってなくてはならない存在となる」ことを目指しています。このたび、お客様自身の成功を実現するためDX(デジタル変革)に取り組んでいるお客様を表彰し、内外でDXの取り組みの認知度を高め、さらなる促進を図ると同時に、他のお客様のDXも促進していくことを目的とし、SAP Japan Customer Award の設立を決定しました。
本アワードでは、これからのDXで重要になる以下の5つのテーマにフォーカスし、2020年内の活動によって、それぞれの分野で著しい成果を上げ、多大な影響を与えた団体/企業を選出しました。
<Japan Society 部門>
対象:日本が抱える社会問題を解決し、ビジネスとして継続している事例
受賞団体:一般社団法人 グラミン日本様
授賞理由:グラミン日本様は、貧困や生活困窮者に対して融資を行い、起業や就労の自立を支援する機関です。SAP Fieldglass®の活用によりサプライヤー(NPO団体など)からの就労希望者とバイヤー(企業)からの求人情報の一元管理をし、マッチングの加速、双方の情報蓄積が可能になり、就労支援において多面的な支援をするためのDX実現に取り組まれています。
<Innovation部門>
対象:イノベーションや新たなアイデアを多様な企業・組織と実現した事例
受賞企業:三井金属鉱業株式会社様 授賞理由:SAP® Business Technology Platform、SAP® Analytics Cloudの活用により銅箔製品の生産管理領域で、熟練社員が豊富な経験をもとに行っていた作業をデジタル化することに取り組み、工場運営業務の高度化、効率化、自動化、可視化を実現しました。
<Japan Industry 4.0部門>
対象:製造業にてIoT/Smart Factoryなどの新技術を取り入れ、DXを成し遂げた事例
受賞企業:川崎重工業株式会社様 授賞理由:SAP S/4HANA® Manufacturing for Production Engineering and Operations、SAP Analytics Cloudの活用により、一気通貫の製造プロセスを目指すプロジェクトを推進しました。設計から製造現場の作業までを統合することで生産性、品質、正確性の向上、コスト低減効果を見込んでいます。
<Cloud Adoption部門>
対象:クラウドサービスを導入し、ビジネスで成果を出した事例
受賞企業:日東電工株式会社様 授賞理由:SAP S/4HANA®のみならず、SAP® Concur®、SAP® SuccessFactors®、SAP® Ariba®、SAP FieldglassといったSAPクラウドソリューションをフルスタック導入。経費精算システムの標準化、グローバル人事システム導入、調達業務の可視化、そして事業戦略を支える柔軟な基盤とガバナンス強化を実現。SAP Concurでは、海外航空券の購入費用を20%削減。SAP Aribaでは、調達に占める割合が30%から60%に向上し、企業統治の強化に効果を出しました。
<Experience Management部門>
対象:Qualtrics®を活用し、「顧客・従業員・製品・ブランド」の体験にエンゲージメントを深めている事例
受賞企業:株式会社LIXIL様 授賞理由:Qualtrics Experience Management Platform™で従業員やエンドユーザーの声を収集・分析し、一元管理を実現。外部委託していた従業員満足度調査は、調査期間3カ月から2週間に短縮。即座に施策に反映し、4カ月で10%の従業員エンゲージメント向上を実現させました。
以上
SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを経由しており、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中できる企業のあり方である「インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan )
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